どうして・・・？３６ ページ37
A
桃「だって、A全部知ってるんでしょ？」
『う、ん・・・。』
桃「そっか。」
『ね、え・・・桃・・・・。』
桃「なあに？A」
『桃は・・・本当に、キヨを殺そうと思ってるの・・・？』
違う、そう否定してほしかった。
桃「・・・そうだよー。Aが見たとおりだよ。」
キ「何の話してんだ。俺を殺すとかなんとか・・・。」
『・・・やめて。』
桃「Aがキヨの事好きだろうと関係ない。ねえ、A。私・・・。」
桃が私に涙を見せる。
あの強い桃が泣くなんて・・・。
『も、も・・・？ご、めんなさい・・・。泣かないで？お願いだから・・・。』
人が泣いている姿程・・・私の心を締め付けるものはない。
『お願い。桃の・・・今私がしっかり見ている貴方の口からきかせて？どうして・・キヨが、邪魔なの？』
桃「・・・ふふっ。」
『桃・・・・？』
桃「ああ、ごめんね？なんだがめんどくさくなってきちゃって。」
そう言って私の目を見た桃は笑っていた。
桃「別にねー？キヨに限った事じゃないよー？私からしてみれば、フジ君だって対象者だった。もちろん、あんたもね。」
牛「お、れ・・・？」
桃「そう。Aの周りでうろついて」
桃が、怖い。
桃「だから、こんなことに巻き込まれてラッキー・・・なんて思ってたよ！ねえ、A。男ってみんな汚いよ？わかったでしょ？ノートの事件で。」
ノート・・・。
確かに、あれは・・・物凄く傷ついたし、許せない・
キ「！そ、れは・・・俺も正直やり過ぎたと思ってる！！A、惑わされんな！！」
桃「ほら、死にたくないからってむきになって大声で叫んで。」
キ「ちげえよ！ホントに、あれは・・・。あ、れは・・・・。」
・・・そうだよね、元カレだからって少し優遇してたのかも。
過去なんて、もういらないよね。
『キヨ・・・キヨとの思い出はとってもよかったよ。私、キヨが好き。・・・昔のね。』
キ「A・・・・。」
ごめんなさい。
ボタンを押そうとしたとき。
「つまんないのー。キヨ、もう死んじゃうの？」
確かにその声が私の耳元で聞こえた。
驚いて周りを見渡す。
そこには。
『ど、して・・・貴方が・・・。』
「せっかく俺が名演技したのにー。もう少し面白くしようよ！Aちゃん♡」
なんで生きてるの・・・？
『フジ君・・・・。』
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキー実況者
フジ
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sakou(プロフ) - ありがとうございます！嬉しいです！ (2018年10月29日 22時) (
レス) id: 1424655df7 (このIDを非表示/違反報告)
黒崎きらら(プロフ) - 更新楽しみに待ってます！ (2018年10月28日 19時) (レス) id: 3f08370610 (このIDを非表示/違反報告)
白米。 - いえいえ！こちらこそです！ (2018年10月23日 23時) (レス) id: ee2044b0bf (このIDを非表示/違反報告)
sakou(プロフ) - いつもコメント、ありがとうございます！続きも頑張ります！ (2018年10月23日 0時) (レス) id: 1424655df7 (このIDを非表示/違反報告)
白米。 - 知らない間にめっちゃ更新されてて嬉しいです！(((o(-。-*)o))) (2018年10月22日 17時) (レス) id: ee2044b0bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくさく | 作成日時：2018年8月22日 0時
