無理しないで３１ ページ32
A
『もしも、一人落ちたら？』
「・・・時間制限はございませんが―落ちたら即ゲーム終了でございますー。」
じゃあ誰かが落ちれば桃も渡らなくて済むっていう事だ・・・。
あの時はヒラ君に邪魔されたけど、今度こそは私が・・・・。
キ「要するに、ここでは犠牲者無しっていうのも出来るっていうことだな。」
桃「そう、だね・・・。」
牛「今までのに比べたらましな方だな・・・。さっさとやっちまおうぜ。」
私が少し進んだところで落ちればいい話だ。
桃が進む前に進まなきゃ。
足をのせると棒が少しぐらつく。
結構不安定・・・。
私は皆よりも一足先に進んで振り返って笑った。
『・・・桃、無理しなくていいんだよ。』
桃「え・・・？A何言って・・・・。」
私が右足を棒の外にやったのを見たキヨが私の元までこようとする。
キ「お前まさか・・・！やめろ！無駄に犠牲を出したくないって言ったのは、お前だろ！」
『でも！ここで誰かが死んじゃうのは確実なんだよ？！よく考えてよ！誰も死ななくて済むゲームを用意するわけがない。だったら・・・死ぬ覚悟が出来ている私にさせて・・・。』
牛「駄目に決まってるだろ？！！」
『・・・二人が素直に認めてくれるわけないよね。知ってたよ。だから・・・またね。』
キ「A！」
桃「嫌！待って！！」
暗闇へと体が落ちていく。
重力に沿って。
「まさか、あいつの為に落ちちゃうだなんて。ま、いっか。」
聞き覚えのある声が聞こえた。
けど、誰の声だっけ。
ぼすんと音を立てて私はその場に落ちる。
下にはクッションのようなものが有って、それもかなり丈夫なものだ。
あの距離から落ちたのに、痛みすら感じないなってすごい。
じゃなくて、ここはどこなんだろう。
あの扉に入ればいいのかな・・・。
扉を開けてみると中にはモニターと一つのいすが置いてあった。
ここに座ればいいのか。
座ると、モニターが付きロボットが現れる。
「どうですかー落ちた感想はー。」
『どうもこうもないよ。この部屋は何？』
「この部屋はですねー、友達の為、だなんて言って落ちたお馬鹿さんの目を覚まさせてあげる部屋となっていますー。」
『・・・は？』
このロボットは何を言っているのか。
「まあ、先に上の状況を見てもらった方が早いですねー。」
ロボットがそう言うと上での映像が流れる。
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ラッキー実況者
フジ
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sakou(プロフ) - ありがとうございます！嬉しいです！ (2018年10月29日 22時) (
レス) id: 1424655df7 (このIDを非表示/違反報告)
黒崎きらら(プロフ) - 更新楽しみに待ってます！ (2018年10月28日 19時) (レス) id: 3f08370610 (このIDを非表示/違反報告)
白米。 - いえいえ！こちらこそです！ (2018年10月23日 23時) (レス) id: ee2044b0bf (このIDを非表示/違反報告)
sakou(プロフ) - いつもコメント、ありがとうございます！続きも頑張ります！ (2018年10月23日 0時) (レス) id: 1424655df7 (このIDを非表示/違反報告)
白米。 - 知らない間にめっちゃ更新されてて嬉しいです！(((o(-。-*)o))) (2018年10月22日 17時) (レス) id: ee2044b0bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくさく | 作成日時：2018年8月22日 0時
