俺にして１６ ページ17
A
何言ってるの・・・・？
桃「キヨ、自分で何言ってるかわかってる・・・？」
キ「・・・俺さ、お前が俺に冷めてんの気づいてんだよ。」
桃「！！」
キ「正直、俺も冷めてたからよ。お前を使って傷をいやそうとした俺が悪いんだわ。」
そう言って情けなく笑うキヨ。
さっきまでのキヨとはまるで違う。
レ「・・・そうやって、止めてもらおうとしとるんやろ。」
キ「まあ、受け取り方は自由だ。とりあえず、次もまたあの音が鳴ると思うから。そん時に俺って言ってくれ。後はお前らに任せた。」
キヨはそれだけ言うと自分の部屋へと戻っていった。
牛「なんなんだ・・・急に・・・。」
レ「分からん。でも、自分から言ってくれるんやったら好都合や。」
違う、違うよ。
キヨも自分から処刑されたいって思って言ってるわけじゃないよ。
私、やっとわかったよ。
少し、キヨと話さなかっただけでキヨは変わってしまったって心に言い聞かせてた。
ホントは違うんだ。
キヨは・・・変わってない。
初めてであったころのように繊細で、人一倍傷つきやすくて。
フ「・・・ホントはヒラの事も気づいてたんじゃないかな。分かってて、わざと仲良く・・・『違うよ！！』・・Aちゃん・・・。」
『キヨは、本当に気づいてなかった！だからこそ、今一番傷ついてるの！！俺が気づいてやれれば、俺が勇気を出していじめを止めさせていれば・・・ヒラとは・・・普通の友達になれてたのにって・・・・！！』
フ「・・・悪いけど、それはAちゃんの意見でしょ？本人がそう思っている確証はないよね。」
『・・・そうだよ。これは私の意見に過ぎない。でも！キヨがこれ以上誤解を受けるのは・・・耐えられないの・・・。』
ああ、本当に情けない。
私まで泣いちゃって。
桃「フジ君！言い過ぎだよ！！意見だっていいじゃん！」
フ「だから？・・・二人ともちょっと夢見すぎなんじゃない？人って、そんなに良くできてないよ。」
ごめん、キヨ。
私は・・・成長してなかったみたい。
フ「分かったら、もう少し冷静にキ「お前こそ冷静になれや。」
後ろからキヨの声がして思わず振り返った。
キ「俺の事悪く言うのは良いけどよ、女を泣かせるのはどうかと思うべ。」
フ「・・・キヨに関係ないよ。」
キ「いや、関係あるけど。だって・・・クラスメイドだし。」
懐かしいキヨの言葉にまた涙があふれて来る。
あの時もこう言ってくれたキヨ。
私は何もできなかったのに。
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ラッキー実況者
フジ
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sakou(プロフ) - ありがとうございます！嬉しいです！ (2018年10月29日 22時) (
レス) id: 1424655df7 (このIDを非表示/違反報告)
黒崎きらら(プロフ) - 更新楽しみに待ってます！ (2018年10月28日 19時) (レス) id: 3f08370610 (このIDを非表示/違反報告)
白米。 - いえいえ！こちらこそです！ (2018年10月23日 23時) (レス) id: ee2044b0bf (このIDを非表示/違反報告)
sakou(プロフ) - いつもコメント、ありがとうございます！続きも頑張ります！ (2018年10月23日 0時) (レス) id: 1424655df7 (このIDを非表示/違反報告)
白米。 - 知らない間にめっちゃ更新されてて嬉しいです！(((o(-。-*)o))) (2018年10月22日 17時) (レス) id: ee2044b0bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくさく | 作成日時：2018年8月22日 0時
