いらない１５ ページ16
A
『開けて！！ヒラ君とこーすけ君を返してよ！』
「・・・では、またお会いしましょうー。」
そう言ったロボットは何かのスイッチを押した。
周りはまた暗くなる。
そして、明るくなる。
そこには、ガラスで覆われた部屋はなかった。
すぐにまた新しい扉が現れた。
桃「・・・と、とりあえず・・・先に進む・・・？」
牛「まあ、そうだな・・・。」
レ「もしかしたら、出られるかもしれんし・・・・。」
フ「そうだね。行こう。」
あの扉の向こうは外じゃないことくらい皆に気づいてるくせに・・・。
あのロボットのまた、という言葉を聞こえてないかのように。
どうして、ヒラ君とこーすけ君なの・・・？
裏切者なんて、みんなそうだよ・・・。
私だって、本当はキヨが止めてくれてよかったって思っちゃったよ・・・・。
キ「・・・お前らさ、おもしれえよな。」
さっきまで黙って皆の背中を見ていたキヨが言った。
フ「・・・・・・・面白い？」
キ「ああ。思ってんだろ？心の中で。自分じゃなくてよかったって。」
キヨのその言葉にどきっとした。
嫌な汗が流れる。
キヨは扉の先に向かっていった。
・・・私も行こう。
今、悔いたってヒラ君とこーすけ君には届きはしないのだから。
扉の先には、おもちゃがたくさん置いてある部屋だった。
牛「・・・おもちゃか？どうしてこんな部屋に・・・。」
「皆さん、ようこそー。」
モニターのようなものにさっきのロボットが映し出される。
桃「また・・・あのロボット・・・。」
「ロボットってー・・・もう少しかわいらしい言い方はないんでしょうかー。」
レ「知らんわ。」
「次のゲームについて説明しますねー。さっきは裏切者を見つけてもらいましたー。次は、皆さんがいらないと思う方を出してくださいー。」
『は・・・？何言って・・・。』
「今回はお一人様でお願いしますー。ではー。」
そう言った後、モニターは消えた。
桃「いらないって・・・・。そんな人、私たちの中にいないよ！ね？！A！」
『え、あ、うん・・・・。』
いらない、私からしてみれば皆いらない。
醜い私を見てほしくないから。
レ「どないしよか・・・。こんなん、さっきのよりもやりづらいで・・・・。」
牛「だよな・・・。」
キ「何そんなに悩んでんだ、お前ら。こんなんの、さっきのより簡単だろ。」
キヨが立ち上がった。
お願い、変なことは言わないで・・・。
キ「俺が、いらない、になってやるよ。」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキー実況者
フジ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 13人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
sakou(プロフ) - ありがとうございます！嬉しいです！ (2018年10月29日 22時) (
レス) id: 1424655df7 (このIDを非表示/違反報告)
黒崎きらら(プロフ) - 更新楽しみに待ってます！ (2018年10月28日 19時) (レス) id: 3f08370610 (このIDを非表示/違反報告)
白米。 - いえいえ！こちらこそです！ (2018年10月23日 23時) (レス) id: ee2044b0bf (このIDを非表示/違反報告)
sakou(プロフ) - いつもコメント、ありがとうございます！続きも頑張ります！ (2018年10月23日 0時) (レス) id: 1424655df7 (このIDを非表示/違反報告)
白米。 - 知らない間にめっちゃ更新されてて嬉しいです！(((o(-。-*)o))) (2018年10月22日 17時) (レス) id: ee2044b0bf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さくさく | 作成日時：2018年8月22日 0時
