消えない想い3 ※ ページ9
俺の首に回されたAの腕に想いが通じたと理解する。抱きしめた腕を解きつつ、隊服の釦を一つずつ外していく。上着を脱がせ、シャツの上からでもAの体が熱くなっているのが分かる。薄い畳の上に俺の羽織を敷き、Aを組み敷く。
「大切な羽織、こんなことに使っちゃダメ…」
「いや、いい…。任務の折でも君を感じられるだろう」
シャツも全開になり、晒だけでは隠しきれない美しい体に思わず唾を飲み込み、恥じらうAの長い睫毛に縁取られた美しい瞳を見つめた。Aも戸惑いつつ「金色の釦が美しい」と言いながら俺の釦に手をかける。
「もう、戻れないぞ」
「覚悟はできてるよ…」
お互いに熱の籠もった声で互いの感情を確かめ合った。ガチャガチャとベルトの金具の音が部屋に響いた。
＊＊＊
中略します。
多分、後日🔞になるかと…
＊＊＊
苛烈な戦いの後には昂りがおさまらず、花街や恋仲の隊士同士で欲を処理するという話はよく耳にしてきた。俺もかつては先輩隊士に花街へ連れて行かれたこともあったが、そのような雰囲気になれず一人帰ってきてしまった。単なる耳年増になっただけの俺は色恋には無頓着なほうだと思っていたのだが、Aと体を重ね、互いの温もりを感じている今、より愛しさが深くなったと実感する。離れたくない。失いたくない。鬼殺隊など退いて幸せに天寿を全うして欲しい。だが、甲となったAは、数少ない女性隊士の中でも実力のある存在であり、鬼殺隊にとって貴重な戦力だ。一人、思いを巡らせている俺に気づいたのか
「杏寿郎、考え事？」
少し心配そうな声でAに問われ、我に返った。既に日は上り始めていて、差し込んだ朝日に照らされたAは天女のようだ。
「いや、少しだけ、このまま眠っていいか」
「此処じゃ、疲れが取れないよ」
俺の腕からするりと抜け出したAが準備した布団に二人で潜り込み、抱き合ったまま、微睡みに落ちた。
😢😢😢
来週のタイトル「猗窩座」ですね…。やっぱり来ちゃうのか…。結末を分かっていても「来て欲しくない」と思っていたのでね。心が折れそうです😭
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 134人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
猫巻(プロフ) - 桃平さん» 夢主じゃ、童磨殿には敵いませんからね…😣しばらく地味な展開になりそうです😢 (2021年12月8日 7時) (
レス) @page12 id: 1125bff897 (このIDを非表示/違反報告)
桃平(プロフ) - え⁉️😱夢主ちゃん⁉️よもやーーーッ (2021年12月7日 23時) (レス) @page12 id: 338e350c4a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：猫巻 | 作成日時：2021年10月18日 1時
