* 感謝と怖さと ページ6
A side .
目を開けたら見えた白い天井。
私、なにしてたっけ…
そう思い返してみても、
ボーッとする頭が思考を妨げる。
.
山崎「 夏目さん、っ、」
渡辺「 よっ。」
『 山ちゃん、…翔太、』
しばらくすると
山ちゃんと翔太が病室に来た。
それと同時に
倒れた時のことを思い出して、
急に申し訳ない気持ちになる。
『 翔太…、ごめん、私、』
渡辺「 もう痛くない?」
『 うん、…大丈夫、』
あの血は誰が掃除してくれたんだろう…。
翔太のバスタオルも汚したし、
スタジオの方にも謝らなきゃ…。
渡辺「 涼太と飯行く約束しててさ。
Aも誘おうと思って、
引き返して本当に正解だったわ。」
そしたらそのまま翔太は
私の頭を優しくなでる。
…そうだ。
翔太が来てくれなかったら
私、どうなってたんだろう。
『 ありがとう、…翔太、』
渡辺「 どういたしまして。」
嬉しかった。
翔太があんな風に男らしく、
そして落ち着いて対応してくれたこと。
焦ることなく「 大丈夫だよ。」って
近くにいてくれたから、
私も安心出来たんだと思う。
.
山崎「 …それより、夏目さん、」
『 なに…?』
それと同時に、
また襲ってくる不安。
出血の原因は何だったんだろう。
またどこか悪くなってたらどうしよう。
せっかく復帰したばかりの
このタイミングだからこそ、
怖くて不安で仕方なかった。
山崎「 落ち着いたら先生が
お話したいって言ってました。
…辛かったらもう少し休みますか?」
『 うん…、』
まだ少し頭はボーっとしているし
身体も怠くて重い。
何より、今すぐに
受け入れられる自信がなくて、
そんな現実から逃げるように
もう一度目をつぶった。
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すみゆん - がんばってください! (2022年12月25日 13時) (レス) @page32 id: 559ab8eebe (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - 無断転載されていた作品消されていました。 (2022年5月5日 16時) (レス) id: 8e8be135cf (このIDを非表示/違反報告)
Marina(プロフ) - 本当にうれしい、、望穂さんお久しぶりです😭 (2022年5月5日 0時) (レス) @page32 id: bf014cd1ec (このIDを非表示/違反報告)
望 穂(プロフ) - ゆゆさん» ここでしか書いていません😢 (2022年5月4日 10時) (レス) id: 09cf7327ca (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - 他のページ(プライベッター、プリ小説)などで書いていますか? (2022年5月4日 7時) (レス) id: 8e8be135cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:望穂 | 作成日時:2020年6月6日 21時