＊ 女の子でいたい ページ25
A side .
眠ってしまえばあっという間に
手術は終わっていた。
麻酔が切れて、意識が戻って、
少しずつ頭の理解が追いつくと共に
もう私の身体は
�� 女 �瓩任呂覆�なったんだと実感する。
『 …皮肉だなあ。』
この事務所に入った当時、
ものすごくバッシングを受けた。
アンチや悪口を書かれたこともある。
今でこそ認めてくれる人が増えたけど
その時は本当に辛くて、
私も女じゃなかったら
もっと堂々としていられたのかなって。
…それがこんな形で、女を捨てるなんて。
.
佐久間「 やっほ、元気？」
阿部「 手術お疲れ様。」
『 わ、…久しぶり！』
2日間ICUに入っていて、
メンバーに会ったのは4日ぶり。
面会も大人数は禁止されてて
今日はさっくんと阿部ちゃんが来てくれた。
佐久間「 ごめんね、いきなり。
体調いける？大丈夫？」
『 うん、大丈夫だよ。どうしたの？』
そしたらさっくんは、
何かゴソゴソとカバンの中を漁って
見覚えのある袋を取り出した。
そしてそのまま私に手渡す。
『 なに…？私の好きなとこじゃん、』
佐久間「 そ！開けてみて？」
『 うん、』
何だろう？と思いながら開けたら
中から出て来たのはニット帽。
淡いピンクに白のライン、
ブランドのロゴも刺繍されてる。
『 え、可愛い…！さっくん色じゃん！』
佐久間「 そうだけど！笑 ほら、つけてみて？」
『 うんっ、』
最近抗がん剤のせいで
髪が抜けることがすごく気になってた。
帽子だって欲しかったけど
もちろん買いにも行けなくて。
阿部「 めちゃくちゃ似合うね。」
佐久間「 どう？」
そう言いながら、
さっくんに渡された手鏡を覗く。
『 …へへ、可愛い。』
本当は一番好きなピンク色が嬉しくて、
思わず笑みが溢れる。
するとさっくんの手が
私の頬を優しく撫でた。
佐久間「 A、やっぱ世界一可愛いわ。
…さすが�� 女の子 �瓩世諭�」
『 さっくん…っ、』
.
�� 女の子 ��
そんなワードに無意識に涙は溢れる。
さっくんはわざわざ
ピンクを選んでくれたのかもしれない。
『 ありがと…っ、』
佐久間「 どういたしまして。」
私はこれからも女の子でいたい。
その時、強く思った。
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すみゆん - がんばってください！ (2022年12月25日 13時) (
レス) @page32 id: 559ab8eebe (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - 無断転載されていた作品消されていました。 (2022年5月5日 16時) (レス) id: 8e8be135cf (このIDを非表示/違反報告)
Marina(プロフ) - 本当にうれしい、、望穂さんお久しぶりです😭 (2022年5月5日 0時) (レス) @page32 id: bf014cd1ec (このIDを非表示/違反報告)
望 穂(プロフ) - ゆゆさん» ここでしか書いていません😢 (2022年5月4日 10時) (レス) id: 09cf7327ca (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - 他のページ（プライベッター、プリ小説）などで書いていますか？ (2022年5月4日 7時) (レス) id: 8e8be135cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：望穂
| 作成日時：2020年6月6日 21時
