* 優しく抱きしめて ページ19
宮舘 side .
次の日、山ちゃんと一緒に
約束通り全員で病院に来た。
たった数日なのに
すごく久しぶりな気がして、
みんな少し緊張したようた表情。
.
山崎「 夏目さん、入りますね?」
そんな山ちゃんの声と共に
ガラッと開く病室の扉。
そして同時に、
目に入って来たAの姿。
…どうしてもっと早く来なかったんだろう。
すぐにそんな後悔が襲うほど
Aはすごくやつれた気がした。
佐久間「 A……っ、」
みんなも同じことを思ったんだろう。
佐久間はすぐさま駆け寄って、
阿部ちゃんは泣きそうな顔をして、
照とふっかは静かにその姿を見つめて、
翔太もどこか悔しそうだった。
.
『 みんな、…来てくれたの、?』
佐久間「 来たよ、…会いに来た、」
『 忙しいのに…、ごめん、』
細く、震えたような声。
よく見ると机の上には
雑誌が何冊も広げられていて、
枕元にある棚のところには
7人で撮った写真が飾られていた。
『 …っ、会いたかった、』
そしてAのその言葉に
思わず涙が溢れそうになる。
生きててくれてありがとうと、
そんなことさえ思った。
山崎「 …少し外に出てますね。
皆様でごゆっくり。」
「 ああ… ありがとう。」
すると俺の耳元で
静かにそう呟いたあと、
気を遣って病室から出て行った山ちゃん。
.
7人だけになった病室。
気付けば泣いてしまっていた
Aの泣き声だけが響く。
「 …待たせてごめん。
今日は、たくさん甘えていいから。」
そして思わずAの元へ近づいて、
そのまま細い身体を優しく抱きしめた。
するとAは何度も頷きながら、
抱きしめた胸元に小さな声が溢れて来た。
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すみゆん - がんばってください! (2022年12月25日 13時) (レス) @page32 id: 559ab8eebe (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - 無断転載されていた作品消されていました。 (2022年5月5日 16時) (レス) id: 8e8be135cf (このIDを非表示/違反報告)
Marina(プロフ) - 本当にうれしい、、望穂さんお久しぶりです😭 (2022年5月5日 0時) (レス) @page32 id: bf014cd1ec (このIDを非表示/違反報告)
望 穂(プロフ) - ゆゆさん» ここでしか書いていません😢 (2022年5月4日 10時) (レス) id: 09cf7327ca (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - 他のページ(プライベッター、プリ小説)などで書いていますか? (2022年5月4日 7時) (レス) id: 8e8be135cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:望穂 | 作成日時:2020年6月6日 21時