近くに花屋ができたと聞いて。 (ページ6)

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Mh「わ、いろんなお花があるんだね。」

目を輝かせてそういうヒョンに僕もうなずく。

室内一面にきれいな花が咲く光景はまるで夢の世界にいるようだ。

『ん、これなんだろ、』

多くの花の中でやけに目に留まる花があった。

それぞれの花についている手書きの値札を見ると、sweet pea、とあった。

「あ、その花、目に留まりました？」

振り向くと、なんだかうれしそうに笑う彼女がたっていた。

『これ、きれいですね、』

「ですよねっ、！スイートピーの花言葉って知ってますか？」

白のスイートピーを手に取りながら彼女は言った。

手首に光るブレスレットがやけにまぶしく見える。

『んー、僕あんまりお花に詳しくなくて。』

「そうなんですか？じゃあとってもお目が高いですね、白のスイートピーの花言葉は“ほのかな喜び”なんですよ。」

私、スイートピーすごい好きなんです、とうつむきがちに笑った彼女のまつげが日に照らされてキラキラと輝いて見えた。

『その花言葉、すっごい綺麗。僕も気に入りました。』

僕がそういうと、彼女は照れたように、一番好きなお花だから、店名にしたんです。といった。

「あ、よければ、これ一本持って行ってください、」

彼女から差し出されたのは一本の白いスイートピー。

スイートピーを好きになってくれたお礼です、。と彼女ははにかんだ。

『え、そんな僕買っていきますよ、。』

「いいんです。私からのソンムルですㅎ」

そう笑う彼女は周りの花よりずっと輝いて見えた。

『でも、ほんとに申し訳ないですよっ、』

僕がそういうと彼女はんー、と少し考えた後、

「あ、じゃあまた来てくださいっㅎ」

名刺を差し出してそういった。

『お、じゃあそうしますㅎ』

「約束ですよ～？」

『ここ最寄りだし、こんど会社帰りにでも寄りますね、！』

「じゃあ、待ってますね。」

彼女は思っていたよりもずっと明るくて、なんだか少し幼い雰囲気の人だった。

待ってますね。その一言に胸が躍って。

Mh「スングァニ今日ご機嫌？ㅎ」

『え、！そんなことないですよ～』

Mh「そう？」

そんなことを話しながら家に帰った。

名刺には店周辺の簡単な地図と、店長Aとだけ書いてあった。

＿＿＿＿＿Aっていうんだ、あの人。

その夜はなんだか寝付けなかった。