Story13 ページ15
───────────────
『……』
マスター「A、最近表情が柔らかくなったね。仲の良い友達でもできたのかい?」
『そう、ですかね?笑友達なんてそんな3年間で仲の良い友達はずっと変わってませんよ。』
マスター「でも、嬉しいことがあったのは確かだね?」
『そうなのかな…強いていえば、俺と同じ考えを持っている人がいるってことです。』
マスター「そうかそうか、それは嬉しいね♪」
マスターは優しい。白髪混じりの老紳士、ダンディでthe紳士って感じ。
アクティブだし、御年65歳とはまるで思えないほど若い。
若い頃はイケメンだったんだろうな。
マスターも若いうちに奥さんを亡くし、一人息子がいるらしいが、上京して結婚したらしい。だから俺が入る前はほとんど1人でこの喫茶店Stoneを切り盛りしていた。
今は俺の他に数人バイトがいるみたいだけど、
マスター「そうだ、今日はお客様が少ないし、2人でお茶でもどうだい?お茶と言っても、Aはクリームソーダだったよね?」
『いいですね、俺が用意しますよ。マスターはアメリカンですか?』
俺は小さい頃からstoneの常連。
毎回クリームソーダを頼んでいる。
緑色のメロンソーダの上に、バニラアイスが乗っている一般的なクリームソーダ。
他のとこより、ここのが美味しく感じるのは何でだろうか。マスターの隠し味でも入っている?
マスター「あぁ、そうだが…ここは僕に用意させてくれ♪」
『ありがとうございます。
やっぱ、マスターの作るクリームソーダは違いますからね』
マスター「大袈裟過ぎやしないかい?Aは小さい頃からの常連さんだ♪僕の愛情が沢山入れてるよ」
『だからこんなに美味しいんですね』
それならわかる気がする。
確かにここで出す料理は全てマスターが丹精込めて作っている。
愛情が入っていないわけがない。
マスター「さぁ、A高校での話を色々聞かせてくれないか?」
『もちろんです』
マスターの優しさは暖かくて眠くなりそうだ。
──────────────────────
169人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
たしゅん(プロフ) - クロカさん» コメントありがとうございます!楽しんでいただけて嬉しいです!「♪」はなんとなくなので、別に必要性はないです。正直あっても変わりません。作者の気分次第ですね笑ご指摘ありがとうございます! (2018年12月12日 23時) (レス) id: 45dc1358c7 (このIDを非表示/違反報告)
クロカ(プロフ) - 設定もお話も面白くて、楽しみながら読ませていただいています。しかし、セリフの後にある「♪」の必要性はあるんでしょうか?正直この「♪」がなくても良い場面はあると思うんですが… (2018年12月12日 23時) (レス) id: 9f03df5593 (このIDを非表示/違反報告)
たしゅん(プロフ) - nanoka(*´∀`)さん» 読んでくださりありがとうございます!こう言ったコメントがすごい励みになります!更新頑張りますね! (2018年12月10日 17時) (レス) id: 45dc1358c7 (このIDを非表示/違反報告)
nanoka(*´∀`)(プロフ) - ツルネの、男主!探していたので、嬉しいです!これからも更新頑張って下さいです! (2018年12月10日 12時) (レス) id: baf4e201be (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:たしゅん | 作者ホームページ:http://tasyun_tony
作成日時:2018年12月6日 23時