お泊まり3ー事件ー ページ49
カルマside
食事が終わり、デザートも食べたところで軽く屋敷の案内をしてもらった。
『カルマ君、ここが書斎です。大抵ここにいるので何かありましたら呼んでください。』
最後に書斎を案内してもらうと俺の与えられた部屋まで連れていってもらう。
業「ここまでありがとう。おやすみミレイちゃん。」
『おやすみなさい、カルマ君。』
そう言って彼女が扉を閉めたのを確認するとバスルームに向う。
浴室には赤いバラが浮かべられていたが、もはやもう驚かなくなった。
業「…ほんとに何も起きなかったな。」
それが残念なのか、良かったのかはよく分からない。
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ミレイside
時刻は23時。
『ルーカス、しっかりと饗して差し上げなさい。』
「かしこまりました。」
不敵な笑みを浮かべて目の前の悪魔は去っていく。
面倒なことといえば、カルマ君が来ている日であると言うことくらいだろうか。
夜遅くに失礼だが、今は仕方ない。
…寝れないとでも言って、部屋に入れてもらおう。
ーーーーーーーーーーーーー
カルマside
雨と雷の音をバッグにやっと眠りにつくことができそうになった時、ガラスの割れた音が俺を起こした。
業「…どうしたんだろ、」
ベッドから降りようとした時、部屋の扉が叩かれた。
『…カルマ君、ミレイです。起きていらっしゃいますか？』
業「ミレイちゃん？？起きてるよ。」
直ぐに扉の方へ向かい鍵を開ける。
『夜分遅くに申し訳ありません。』
深々と頭を下げた彼女を部屋に招き入れる。
手には小さなランプを持っていて、理由を問えば雷の影響で電気が落ちてしまったらしい。
オイルライターで俺の部屋にあるランプに明かりを灯したミレイちゃんはレストルームを借りると言って席を外した。
そういえば、さっきの音はなんだったんだろう。
業「って、どうしたのそれ！」
戻ってきたミレイちゃんは腕をびちゃびちゃに濡らしていた。
それが水でないことに気づくまで数秒。
『来る途中にガラスを割ってしまって、その時に切ってしまいました。…すみません、このハンカチを縛って貰えますか？』
その前にバスルームに置かれていたタオルを取ってくるとできる限りの血を拭う。
肘の下あたりの傷はどうもガラスで切れたようには見えなかったが言われた通り縛る。
業「ルーク先生は？」
『今、後片付けをしていると思います。』
業「…そっか。」
二人きりだ。
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伊織(プロフ) - 孤歌さん» リクエストありがとうございます！作成させていただきます！これからも本作品をよろしくお願いします！ (2019年3月28日 19時) (
レス) id: e59d6dd073 (このIDを非表示/違反報告)
孤歌(プロフ) - はじめまして！突然ですが、番外編でカルマが夢主ちゃんの家に泊まりに行くみたいなシチュエーション出来ますか？できたらお願いします！これからも更新がんばって下さい(^^)b (2019年3月28日 19時) (レス) id: 5a595ce298 (このIDを非表示/違反報告)
伊織(プロフ) - ほのぼのさん» コメントありがとうございます！これからも見てください！ (2019年3月10日 11時) (レス) id: e59d6dd073 (このIDを非表示/違反報告)
ほのぼの(プロフ) - 暗殺教室と黒執事という面白いコラボにハマってしまってます！更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2019年3月10日 10時) (レス) id: 4fed4f432c (このIDを非表示/違反報告)
伊織(プロフ) - 鈴さん» コメントありがとうございます！続きもお願いします！ (2019年3月9日 16時) (レス) id: e59d6dd073 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊織 | 作成日時：2019年3月2日 23時
