お泊まり2 ページ48
カルマside
『そういうことでしたら、構いませんよ。』
ミレイちゃんはルーク先生の持ってきた紅茶の入ったティーカップを片手に快く返事をくれた。
業「…ありがとう。」
『いえ。困った時はお互い様？でしょう？』
日本語を確かめるように首を傾げながら言ったミレイちゃんはカップを置いてクリームの添えられたシフォンケーキに手を出す。
業「…うっま。もしかしてこれ、ミレイちゃんが？」
『…ふふっ。
私ではなく、ルークが。』
そう言った彼女の背後でルーク先生が軽く頭を下げる。
業「すごく、、美味しいです。」
…なんか少し負けた気分になった。
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ミレイside
『こちらの部屋をお使いください。私は突き当たりの白い扉の部屋にいますので。』
休憩は終わり。
残った書類の処理をしなければ。
『レストルームは右手側に。バスルームはその横です。あとは＿＿』
軽く物の位置を説明して頷いたのを確認したら、今日の夕食のリクエストを聞いた。
業「…えっとじゃあ、ミレイちゃんがいつも食べているもので。」
『分かりました。七時頃に迎えに来ます。何かありましたら、そちらの鈴を鳴らしてくださいね。』
業「うん。何から何までありがとね。」
扉の前で挨拶を交わすと私は彼に背を向けて書斎に戻った。
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カルマside
あれから2時間と少し。
『カルマ君、晩餐の時間ですので迎えに来ました。』
迎えに来てくれたミレイちゃんは先程とは違った服を着ている。
この服も似合うなぁなんて思いながら彼女について行けばあっという間にホールに着いた。
業「＿＿うっわ…」
そこにはドラマでしか見たことが無いテーブルクロスが敷かれた長い机があった。
シャンデリアには、部屋にもあったからもうそこまで驚かないが、長い机の3箇所にみずみずしい花が飾られている。
『カルマ君はこちらです。』
案内されたのはミレイちゃんの前であろう席。
彼女が椅子を引いてくれた席に着くと、扉から1番遠い席を指す。
てっきり、
業「端と端で食べるのかと思った。」
そこは屋敷の主人の席だと説明をしてくれる。
そうだった、ミレイちゃんの屋敷じゃないんだよね。
その説明の間にルーク先生によって1品目のスープが運ばれた。
業「…美味しそう。」
それに……いい匂い。
『それでは頂きましょうか。』
並べられたスプーンで透き通った液体を掬うと、静かに口に含んだ。
業「…美味しい！」
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伊織(プロフ) - 孤歌さん» リクエストありがとうございます！作成させていただきます！これからも本作品をよろしくお願いします！ (2019年3月28日 19時) (
レス) id: e59d6dd073 (このIDを非表示/違反報告)
孤歌(プロフ) - はじめまして！突然ですが、番外編でカルマが夢主ちゃんの家に泊まりに行くみたいなシチュエーション出来ますか？できたらお願いします！これからも更新がんばって下さい(^^)b (2019年3月28日 19時) (レス) id: 5a595ce298 (このIDを非表示/違反報告)
伊織(プロフ) - ほのぼのさん» コメントありがとうございます！これからも見てください！ (2019年3月10日 11時) (レス) id: e59d6dd073 (このIDを非表示/違反報告)
ほのぼの(プロフ) - 暗殺教室と黒執事という面白いコラボにハマってしまってます！更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2019年3月10日 10時) (レス) id: 4fed4f432c (このIDを非表示/違反報告)
伊織(プロフ) - 鈴さん» コメントありがとうございます！続きもお願いします！ (2019年3月9日 16時) (レス) id: e59d6dd073 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊織 | 作成日時：2019年3月2日 23時
