可哀想 ページ43
カルマside
業「あれ、ミレイちゃんは？」
渚「ミレイさんなら、、もう本校舎に向かったよ。」
･
･
･
磯「カルマ。珍しいな、お前が全校集会に来るなんて。」
業「だーってさ、今フケると逃げてるみたいでなんか嫌だし。」
先に行ったというミレイちゃんの姿が見えず、体育館を見渡す。
その時、
浅「なんだ、＿＿＿ミレイ。」
業「…は？」
『生徒の入場が終わりました。』
浅「分かった。E組の列には戻らず、入口で待機をしていろ。」
『分かりました。』
目の前で生徒会長が機械越しに話す人物の微かに聞こえたその声はミレイちゃんのもので。
磯貝もそれに気づき、体育館の入口付近をみる。
「なんで…、」
入口の重い扉を両手で閉める少女は、確かにミレイちゃんだった。
ーーーーーーーーーーーーー
渚side
「えー、夏休みといっても怠けずに、えー、、あー…E組のようにはならないように。」
校長先生のいつものE組いじりもウケが悪い。
エンドのE組がトップ争いをしちゃったから。
「えーー、皆さんに注意してもらいたいことがもう1つ。負けると分かっている相手に勝負を持ちかけないようにしてください。」
校長先生が指したのは、ただ1人。
期末のトップ50が公開された時＿＿少女の名前はどこにもなくて全生徒が浅野くんの勝利を悟った瞬間だった。
「＿＿＿ミレイ･ダレスさんのようになりたくなければね。」
校長先生のその言葉で体育館は全校生徒がミレイさんの嘲笑とその言葉で溢れた。
「…酷い。」
E組の誰かが発したその言葉を僕ははっきり聞いた。
･
･
･
ホームルームが終わってもミレイさんは戻って来なくて、教室に残る何人かで彼女の帰りを待つ。
殺「私にはどうにもミレイさんが負けたようには思えないんです。テストを見てみましたが、彼女にとってそこまで難しい問題ではなかった。」
カ「そうだ、ルーク先生なら＿＿」
ル「＿＿皆さんが見た通りですよ。成績上位者の所にミレイさんの名前はなかったでしょう。」
いつから聞いていたのか、教室に入ってきたルーク先生は固まって話す僕らの元へ。
ル「ミレイさんの意思で勝負に挑んだのですから、皆さんが気に病む必要はありません。」
カ「でも、、あんな扱いはいつまで受けるの！？」
涙目になりながら茅野がルーク先生に尋ねた。
その質問にルーク先生は淡々と告げる。
＿＿＿次のテストまで、と。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 300人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「黒執事」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
伊織(プロフ) - 孤歌さん» リクエストありがとうございます！作成させていただきます！これからも本作品をよろしくお願いします！ (2019年3月28日 19時) (
レス) id: e59d6dd073 (このIDを非表示/違反報告)
孤歌(プロフ) - はじめまして！突然ですが、番外編でカルマが夢主ちゃんの家に泊まりに行くみたいなシチュエーション出来ますか？できたらお願いします！これからも更新がんばって下さい(^^)b (2019年3月28日 19時) (レス) id: 5a595ce298 (このIDを非表示/違反報告)
伊織(プロフ) - ほのぼのさん» コメントありがとうございます！これからも見てください！ (2019年3月10日 11時) (レス) id: e59d6dd073 (このIDを非表示/違反報告)
ほのぼの(プロフ) - 暗殺教室と黒執事という面白いコラボにハマってしまってます！更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2019年3月10日 10時) (レス) id: 4fed4f432c (このIDを非表示/違反報告)
伊織(プロフ) - 鈴さん» コメントありがとうございます！続きもお願いします！ (2019年3月9日 16時) (レス) id: e59d6dd073 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：伊織 | 作成日時：2019年3月2日 23時
