馬鹿げている ページ41
渚side
テストが返された。
英語
100点満点で学年でも1位を取った中村さん。
国語
96点で惜しくも学年では2位だった神崎さん。
社会
97点で浅野くんを抑えた学年1位の磯貝くん。
理科
98点で学年1位、奥田さん。
この時点でA組との賭けには勝った。
渚「あれ、、ミレイさんは…？」
僕は1人、朝から今まで教室にいない彼女の事を思っていた。
ーーーーーーーーーーーーー
ミレイside
『失礼します。＿＿＿あら、先約でしたか。』
理「いえ、浅野くんは私が待たせていたので。それではミレイさんのテストを返しましょうか。」
私が本校舎にわざわざ来た理由、それは順位に載らないがゆえ皆の前で答案を返せないから。
浅野くんがいるならばこの場で勝敗がつく。
理「ミレイ･ダレスさん。
全教科、満点おめでとう。」
『そうで＿＿』
貰おうとした瞬間に横から奪われる。
浅「…待ってください！先程、学年トップは僕だと言ったのは理事長では！？」
あえて伝えるとは、理事長には流石と言うしかない。
理「……浅野くん。ミレイさんは本当ならば学年トップになる。では何故、順位に載っていないのだと思いますか？」
ーーーーーーーーーーーーー
学秀side
理「彼女は13歳、つまり君より一つ下の学年に入るのが普通。では、何が普通ではないか。」
転入生が入ったというのに変わらなかった生徒の人数に違和感があった。
その先を理事長が話そうとした時、
『浅野理事、おしゃべりが過ぎますよ。』
少女の雰囲気が確かに一瞬、冷たいものへ変わった。
理「これは失礼。
ミレイさんは転入試験で満点を取った。私は彼女の目的を知りながらもA組への転入許可しか与えなかった。私の学園に入る以上、私がルールであるから。」
『…私がE組に入ることは必要事項です。なのでテストで全ての教科で満点を取り続ける限りE組に居られるという条件付きで理事長とは契約をしています。』
浅「…っそんな、馬鹿げたことを…！」
理「ミレイさんがE組にいるのは彼女自身の目的のため。
確かに、馬鹿げていますね。
満点以外取るつもりはない相手の勝負に勝てると思うなんて。」
＿＿僕は勝負を持ちかけられた時点で負けていたのか。
強く握られた手のひらが熱くなる。
『5教科が満点なのは分かりました。ほかの教科は？』
理「＿＿もちろん、満点です。家庭科はマニアックな問題だったようですが、流石ですね。」
『所詮、教師の出す問題でしたので。』
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伊織(プロフ) - 孤歌さん» リクエストありがとうございます！作成させていただきます！これからも本作品をよろしくお願いします！ (2019年3月28日 19時) (
レス) id: e59d6dd073 (このIDを非表示/違反報告)
孤歌(プロフ) - はじめまして！突然ですが、番外編でカルマが夢主ちゃんの家に泊まりに行くみたいなシチュエーション出来ますか？できたらお願いします！これからも更新がんばって下さい(^^)b (2019年3月28日 19時) (レス) id: 5a595ce298 (このIDを非表示/違反報告)
伊織(プロフ) - ほのぼのさん» コメントありがとうございます！これからも見てください！ (2019年3月10日 11時) (レス) id: e59d6dd073 (このIDを非表示/違反報告)
ほのぼの(プロフ) - 暗殺教室と黒執事という面白いコラボにハマってしまってます！更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2019年3月10日 10時) (レス) id: 4fed4f432c (このIDを非表示/違反報告)
伊織(プロフ) - 鈴さん» コメントありがとうございます！続きもお願いします！ (2019年3月9日 16時) (レス) id: e59d6dd073 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊織 | 作成日時：2019年3月2日 23時
