生意気 ページ40
学秀side
『何故、貴方に話さないといけないんでしょう。』
面倒くさそうに眉を顰めた少女は告げる。
理事長が僕以外の生徒を呼び出すのは珍しい。
浅「君、クラスは？」
『E組です。』
E組にこんな生徒はいなかったはずだ。
考えを巡らせていると察した向こうが転入生であることを告げた。
浅「この学校のルールを教えてやろう。君たちは僕らA組の言葉に逆らうことは出来ない。さぁさっきの質問に答えてもらおうか。」
『…では、こうしましょう。期末テストの合計点の高い方のいうことをきく、というのは？』
勝負にならない＿＿そう思ったが、E組の事を理事長に聞く手間が省ける。
だから僕は了承した。
浅「僕は浅野学秀。椚ヶ丘中学校の生徒会長をやっている。」
『ミレイ･ダレスです。＿＿では、』
淡々と名前だけを告げて背を向けた彼女は思っていた通り日本人ではないらしい。
その時は同じ土俵にすら立てない、そう思っていた。
ーーーーーーーーーーーーー
ミレイside
『浅野学秀、でしたか？その人に呼び止められて時間がかかりました。渚くん、簡単なスペルミスしてますよ。』
渚「あ、ほんとだ。」
中「ミレイっち凄いねぇ。『あの』生徒会長様に初対面で抵抗するなんて。」
楽しそうに言う中村さんの解いた問題を見れば全問正解。
英語が得意と言うだけはある。
磯「ミレイさん、図書室の本で面白そうなのはあった？」
来て直ぐに大体回ってみたものの、
『いいえ、読んだことのあるものばかりで。』
好奇心をくすぐるものはなかった。
なので今はみんなに勉強を教えている。
『そういえば、先程浅野くんとテストの合計点で勝負することになりました。』
思い出したようにそれを呟く。
その声は静かな図書室には大きすぎた用で、その場にいた人が全員私に視線を寄越した。
中「ミレイっち……それ、、マジ？」
『えぇ。勝った方が相手のいうことを一つだけきくという約束で。』
ざわめき出した図書室で、磯貝くんが口を開いた。
磯「ミレイさんっ！今すぐその約束を撤回した方がいい。浅野学秀は、常に学年トップなんだ。」
『なるほど。』
E組と知った瞬間態度が変えたのも頷ける。
『負ける気はありません。それに負けた時はそれまでだったというだけです。』
後に聞いた話だと、私と彼の対決も瞬く間に学校中に広まったという。
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伊織(プロフ) - 孤歌さん» リクエストありがとうございます！作成させていただきます！これからも本作品をよろしくお願いします！ (2019年3月28日 19時) (
レス) id: e59d6dd073 (このIDを非表示/違反報告)
孤歌(プロフ) - はじめまして！突然ですが、番外編でカルマが夢主ちゃんの家に泊まりに行くみたいなシチュエーション出来ますか？できたらお願いします！これからも更新がんばって下さい(^^)b (2019年3月28日 19時) (レス) id: 5a595ce298 (このIDを非表示/違反報告)
伊織(プロフ) - ほのぼのさん» コメントありがとうございます！これからも見てください！ (2019年3月10日 11時) (レス) id: e59d6dd073 (このIDを非表示/違反報告)
ほのぼの(プロフ) - 暗殺教室と黒執事という面白いコラボにハマってしまってます！更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2019年3月10日 10時) (レス) id: 4fed4f432c (このIDを非表示/違反報告)
伊織(プロフ) - 鈴さん» コメントありがとうございます！続きもお願いします！ (2019年3月9日 16時) (レス) id: e59d6dd073 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊織 | 作成日時：2019年3月2日 23時
