長い1週間 ページ33
ミレイside
赤い色が射し込んだ放課後の教室には茅野さん、渚くん、カルマ君、＿＿＿そして目の前のタコ先生。
赤に侵されるこの時間は大嫌いで、
少し息が切れてきて、胸のあたりを掴む。
殺「＿＿ミレイさん。ゆっくりでいいんですよ。」
肩に置かれた触手が意外にも温かくて、ゆっくりと心拍数が下がった。
『タコ先生。私、１週間ほど学校を休みます。』
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カルマside
『＿＿叔母が先週の土曜に亡くなりました。』
そう続けたミレイちゃんは苦しそうに顔を伏せた。
月曜日から顔色が悪かったのは眠れなかったからだろう。
殺「それは、、お悔やみ申し上げます。」
丁寧に頭を下げた殺せんせーは顔を上げるといつから行くのかを問う。
ミレイちゃんが行くまでにこのギクシャクした関係を辞めたいと思った俺も答えを待っていた。
『…あぁ、今日の夜です。』
「「「「え！？」」」」
教室にいた4人の声が重なる。
…殺せんせーを1人と数えていいのかは謎だが。
『テスト前なのは分かっています。でも…帰りたくて仕方が無いんです…。』
そう零したミレイちゃんの肩から頭へと触手を移動させた殺せんせーは頭の上で触手を優しく弾ませる。
殺「行くか行かないか、迷うことはありません。ミレイさん、お気をつけて。」
何も言わずに深く頭を下げたミレイちゃんが教室の前に行くと外で待機していたルーク先生が教室の扉を開けた。
帰る間際、クルリと振り返ったミレイちゃんは、
『それでは、皆さん、＿＿＿＿また来週。』
少し寂しそうにそう告げて、教室から出て行った。
ルーク先生が扉を閉めるまで教室に残る4人は扉の方を見つめていた。
業「…じゃ、俺も帰ろー。」
少し乱暴に鞄を持ち上げながら3人に背を向ける。
渚「…カルマ君、また明日！」
業「……バイバイみんな、また明日ね。」
帰って来て、ミレイちゃんが落ち着いたらちゃんと話そうと心に決めた俺は、後ろの扉から教室を出た。
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作者の伊織です。
2019/03/28 合計hit数が20000を超えました。
ありがとうございます！
これからも本作品をよろしくお願いします！
彼女のメモ帳【黒子のバスケ】
↑宣伝になりますが、こちらも読んでいただけると幸いです！
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伊織(プロフ) - 孤歌さん» リクエストありがとうございます！作成させていただきます！これからも本作品をよろしくお願いします！ (2019年3月28日 19時) (
レス) id: e59d6dd073 (このIDを非表示/違反報告)
孤歌(プロフ) - はじめまして！突然ですが、番外編でカルマが夢主ちゃんの家に泊まりに行くみたいなシチュエーション出来ますか？できたらお願いします！これからも更新がんばって下さい(^^)b (2019年3月28日 19時) (レス) id: 5a595ce298 (このIDを非表示/違反報告)
伊織(プロフ) - ほのぼのさん» コメントありがとうございます！これからも見てください！ (2019年3月10日 11時) (レス) id: e59d6dd073 (このIDを非表示/違反報告)
ほのぼの(プロフ) - 暗殺教室と黒執事という面白いコラボにハマってしまってます！更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2019年3月10日 10時) (レス) id: 4fed4f432c (このIDを非表示/違反報告)
伊織(プロフ) - 鈴さん» コメントありがとうございます！続きもお願いします！ (2019年3月9日 16時) (レス) id: e59d6dd073 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊織 | 作成日時：2019年3月2日 23時
