無謀 ページ29
ミレイside
業「……っ！何これ…。」
プールに溜められた水は空で水を塞き止めていた壁が壊されている。
私はカルマ君の横に立ち尽くす人物に説明を求めた。
『どういうことですか、＿＿＿寺坂くん。』
寺「……っなんでお前が、っ俺は…何もしてねぇ。話がちげぇよ、、イトナを呼んで突き落とすって聞いてたのに…」
聞く価値もない言い訳を流し、私はプールに降りた。
業「なるほどねぇ…ってミレイちゃん！？」
『先に行っています。……ご説得をされた方がいいかと。』
彼ほど寺坂くんと長い付き合いではないからそう告げると水の流れた方へ走り出した。
･
･
･
少し離れたところで立ち止まり周りを見渡す。
『ルーク？どこにいるの。』
「＿＿控えております、お嬢様。」
『………行くわよ。』
皆の元に向かえば、タコ先生と触手を持つ少年が闘っていた。
ルーカスに眺める白服の背後に下ろすよう指示を出すと私を抱き上げ岩場に飛ぶ。
「＿＿単純な子供でも操りやすい。それで、君たちは？」
別に気づかれないように行ったわけではないので上にいる人にも聞こえるくらいの声を出す。
『ごきげんよう。先週よりこのクラスへ入りましたミレイ･ダレスと申します。』
ル「同じく、先週から養護教諭をしております。ルーカス･ネイサンです。」
私たちの声に気づいたのかカルマ君を中心に作戦会議が行われていた中、こちらを見た茅野さんと目が合ったので手を振る。
カ「ミレイちゃん！？どうしてそんな所に！？」
『…皆さんのことを追っていったらこちらに着いたんですよ！』
少し声を張って嘘を叫ぶ。
カルマ君は口を開けて驚いているようだ。
渚「ミレイさん！そいつ、危ないんだ！早く離れて！！」
大方目星はついていたが、やはり黒幕は目の前に立つこの白服。
「私のことは『シロ』とでもお呼びください。
いやぁ、お目にかかれて光栄だなぁ、
【
白服の首元を掠って通り過ぎた弾は遠くの岩に跡を付ける。
自分の名を叫んだ者を静止するように横に手を伸ばした。
シ「大丈夫だよ、イトナ。それにしてもお手が早いようで。」
『＿＿口を開くな。次は当てる。』
その言葉に笑いだした白服に銃口を向け、再びハンマーに指をかけた時
「テメェ俺とタイマンはれや！」
『っ、寺坂くん！』
無謀な賭けに出た彼に視線は向けられた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 300人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「黒執事」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
伊織(プロフ) - 孤歌さん» リクエストありがとうございます！作成させていただきます！これからも本作品をよろしくお願いします！ (2019年3月28日 19時) (
レス) id: e59d6dd073 (このIDを非表示/違反報告)
孤歌(プロフ) - はじめまして！突然ですが、番外編でカルマが夢主ちゃんの家に泊まりに行くみたいなシチュエーション出来ますか？できたらお願いします！これからも更新がんばって下さい(^^)b (2019年3月28日 19時) (レス) id: 5a595ce298 (このIDを非表示/違反報告)
伊織(プロフ) - ほのぼのさん» コメントありがとうございます！これからも見てください！ (2019年3月10日 11時) (レス) id: e59d6dd073 (このIDを非表示/違反報告)
ほのぼの(プロフ) - 暗殺教室と黒執事という面白いコラボにハマってしまってます！更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2019年3月10日 10時) (レス) id: 4fed4f432c (このIDを非表示/違反報告)
伊織(プロフ) - 鈴さん» コメントありがとうございます！続きもお願いします！ (2019年3月9日 16時) (レス) id: e59d6dd073 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：伊織 | 作成日時：2019年3月2日 23時
