大丈夫 ページ23
ミレイside
殺「皆さん！そろそろ戻りますよ！！」
その声で目覚めた時、皆はプールから上がって戻る支度をしていた。
この時間に少し寝れたことで怠さは減ったもののまだ頭が痛い。
『んっ……あつい。』
体を伸ばしながらプールをみれば光に照らされた水面がキラキラとしていて、その水色が涼しさを想像させる。
暑さで火照った体を少しでも冷やそうと水に手を入れた。
「＿＿ミレイちゃーん！戻るよーー！！」
『！、今行きます。』
返事をして名残惜しい中、立ち上がった時だった。
『ひゃっ、』
濡れた岩場に足をとられ、私の体はプールの方へと倒れた。
「「「「「ミレイちゃん/さん！」」」」」
心の中で彼の名を叫ぶ。
＿＿＿＿＿違う、赤じゃ、ない。
ーーーーーーーーーーーーー
渚side
横にいた人物は走っていくと迷うことなく水に飛び込んだ。
ミレイさんの落ちたところはさっき茅野が溺れた所よりも深いところ。
いつまで経っても上がってこない2人を見ているしか出来ない僕らの前でようやく水が盛り上がった。
業「＿＿ぷはっ、ミレイちゃん！！大丈夫！？」
『……ゴホッ、ゴホッ！！カ、ルマ君……？
＿＿ゴホッ！！！』
みんながプールサイドに駆け寄る。
殺「カルマ君、ミレイさんをこちらに！」
触手が濡れるのを気にせず水の中でカルマ君に抱き抱えられたミレイさんを受け取って、処置をしようとした、その時
「＿＿私がやります、先生。」
カ「ルーク先生、どうしてここに？？」
突然のルーカス先生に皆驚きが隠せない。
どうしてここにいるのか。
ル「ミレイさんと今朝会った時に体調が良くないと言ってたんです。だから心配で来たのですが、」
遅かったと項垂れる姿には嘘をついているようには全く見えないが、ルーク先生への違和感が拭えることは無かった。
触診をした後ミレイさんを抱き抱えると校舎の方へ向かって歩き出す。
業「っ先生、俺も行く＿＿」
ル「いえ、大丈夫です、赤羽くん。ミレイさんに関しましては私がやっておきますので皆さんは授業にお戻りください。」
「でも、、！」
殺「……ルーク先生に任しておけば問題ありません！ほらほら！」
無理やり生徒達の背中を押してルーク先生の横を通り過ぎた時、
殺せんせーの目は少し冷たかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 300人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「黒執事」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
伊織(プロフ) - 孤歌さん» リクエストありがとうございます！作成させていただきます！これからも本作品をよろしくお願いします！ (2019年3月28日 19時) (
レス) id: e59d6dd073 (このIDを非表示/違反報告)
孤歌(プロフ) - はじめまして！突然ですが、番外編でカルマが夢主ちゃんの家に泊まりに行くみたいなシチュエーション出来ますか？できたらお願いします！これからも更新がんばって下さい(^^)b (2019年3月28日 19時) (レス) id: 5a595ce298 (このIDを非表示/違反報告)
伊織(プロフ) - ほのぼのさん» コメントありがとうございます！これからも見てください！ (2019年3月10日 11時) (レス) id: e59d6dd073 (このIDを非表示/違反報告)
ほのぼの(プロフ) - 暗殺教室と黒執事という面白いコラボにハマってしまってます！更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2019年3月10日 10時) (レス) id: 4fed4f432c (このIDを非表示/違反報告)
伊織(プロフ) - 鈴さん» コメントありがとうございます！続きもお願いします！ (2019年3月9日 16時) (レス) id: e59d6dd073 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：伊織 | 作成日時：2019年3月2日 23時
