出発 ページ3
ミレイside
出港の音が鳴り響く。
懐中時計を確認したルーカスが時間です、と声をかけた。
「うわーーん！ホントに行っちゃうの〜！？」
『…えぇ。
リジー姉様。』
先程から抱きついているのはシエル兄様の許嫁の【エリザベス・ミッドフォード】。
ヒールを履いているせいで年下の私の方が大きくなってしまうのは仕方がない。
「エリザベス、1年程の別れだ。そこまで長くない。」
「お気を付けて、ミレイお嬢様。
……ぷっ」
『お兄様！セバスチャン！』
固められた前髪を見て、互いの執事が睨み合った。
後ろのフランシス夫人がやったのだろう、やり切ったような顔をしている。
セバスチャンとルーカスがバチバチやってるのは、、、まぁ、いつもの事だ。
シ「何かあったらすぐに行こう。病気に気をつけて。」
『…それは私もです。手紙、書きますね。』
シ「ん。」
そう言って腕を広げた兄様に抱きつく。
本当は、とても寂しい。
泣きそうになるのを我慢して、数秒後に離れた。
「シエルのことは私達に任せて、ミレイは楽しんで来なさい！」
「お、お気を付けて！」
アン叔母様にグレルさん。
「お土産買ってきてねぇ〜。」
「小生は棺がいいかなぁ。」
劉に何故かアンダーテイカーまで。
他にもたくさんの人が見送りに来てくれた。
彼の周りはこんなにも温かい。
ル「……良かったですね、お嬢様。」
私にだけ聞こえるように言ったルーカスは微笑む。
『それでは、皆さん。
＿＿＿＿行って参ります。』
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伊織(プロフ) - 孤歌さん» リクエストありがとうございます！作成させていただきます！これからも本作品をよろしくお願いします！ (2019年3月28日 19時) (
レス) id: e59d6dd073 (このIDを非表示/違反報告)
孤歌(プロフ) - はじめまして！突然ですが、番外編でカルマが夢主ちゃんの家に泊まりに行くみたいなシチュエーション出来ますか？できたらお願いします！これからも更新がんばって下さい(^^)b (2019年3月28日 19時) (レス) id: 5a595ce298 (このIDを非表示/違反報告)
伊織(プロフ) - ほのぼのさん» コメントありがとうございます！これからも見てください！ (2019年3月10日 11時) (レス) id: e59d6dd073 (このIDを非表示/違反報告)
ほのぼの(プロフ) - 暗殺教室と黒執事という面白いコラボにハマってしまってます！更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2019年3月10日 10時) (レス) id: 4fed4f432c (このIDを非表示/違反報告)
伊織(プロフ) - 鈴さん» コメントありがとうございます！続きもお願いします！ (2019年3月9日 16時) (レス) id: e59d6dd073 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊織 | 作成日時：2019年3月2日 23時
