友だち ページ15
渚side
藍色の髪に深青の瞳。
日本人ではないのに流暢な日本語。
このクラスに転入してくる時点で皆、警戒をしていた。
女子の転入生に岡島くんや前原くんは初めは騒いでいたけど、背後で拳銃を取り出した時には固まる。
すぐに動けたカルマ君が止めたものの目を離した隙に発砲。
銃弾は殺せんせーの胸ギリギリで止められていた。
カ「…ねえ、渚…。あれがもし、対先生用BB弾だったら……。」
茅野のその呟きは静まったクラスにハッキリと響いてしまった。
微妙な空気のまま4時間目が始まり微動だにしない少女は機械のようで。
隣の席のカルマ君が声をかければやっと動きだし周りの僕達もほっとする。
＿＿＿そんな少女が。
カ「＿＿渚、渚！みて！ミレイちゃん可愛い！」
次の日、学校に来たらもう席についていて必死にスマホをいじる姿には昨日の面影はなく。
教室の外から騒ぐ茅野を落ち着かせながらも中を覗く。
覗きがバレる前に入っておこうと茅野を連れて入れば茅野はもう暴走していた。
カ「ミレイちゃん、おはよう！」
渚「ミレイさん、おはよう。」
肩を揺らした少女は少しだけ頬を赤らめながら小さく微笑んで
『おはようございます。』
と返した。
カ「……！！！」
茅野……真っ赤。
あとから来た人も昨日とのギャップに驚きながら声をかければ返され、茅野の様に騒ぐ。
最終的にはスマホと格闘する少女を見守り始める始末だ。
遅刻ギリギリに来たカルマ君が教室を見回したあとミレイさんに近づいて挨拶をすれば、クラスのどの人よりもいい反応を示した。
中「カルマのヤツ……あれはやられたわね。」
そういう中村さんはさっき鼻血を出しかけていたが、言わないでおこう。
今日の朝のことがあり、スムーズに転入生と打ち解けたクラスメイト達。
昨日の出来事は忘れてはいないものの、彼女なりに馴染もうとしているように感じ取れたのだろう。
カ「…あ、見た！？また笑ったよ。かわいいなぁ〜！」
渚「あはは……、」
…ただ、僕にはあの笑顔がどうも嘘くさく見えていた。
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伊織(プロフ) - 孤歌さん» リクエストありがとうございます！作成させていただきます！これからも本作品をよろしくお願いします！ (2019年3月28日 19時) (
レス) id: e59d6dd073 (このIDを非表示/違反報告)
孤歌(プロフ) - はじめまして！突然ですが、番外編でカルマが夢主ちゃんの家に泊まりに行くみたいなシチュエーション出来ますか？できたらお願いします！これからも更新がんばって下さい(^^)b (2019年3月28日 19時) (レス) id: 5a595ce298 (このIDを非表示/違反報告)
伊織(プロフ) - ほのぼのさん» コメントありがとうございます！これからも見てください！ (2019年3月10日 11時) (レス) id: e59d6dd073 (このIDを非表示/違反報告)
ほのぼの(プロフ) - 暗殺教室と黒執事という面白いコラボにハマってしまってます！更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2019年3月10日 10時) (レス) id: 4fed4f432c (このIDを非表示/違反報告)
伊織(プロフ) - 鈴さん» コメントありがとうございます！続きもお願いします！ (2019年3月9日 16時) (レス) id: e59d6dd073 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊織 | 作成日時：2019年3月2日 23時
