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「……あれ、でもほとんど学校来てないなら、なんでそんなテニス詳しいんですか?」
打ち方とか、全国云々とか、やたら詳しいのに。
「ああ、少しだけいたことがあるからね。テニス部。それに、小学校の頃はテニススクールにも行ってたから。割と歴は長くてね。」
「そうなんですか……」
「……ふふ、久しぶりに同じ学年の人と話せてよかった。また会おうか。」
「えっ本当に!?」
思わず声が大きくなった。
別に意図したわけじゃない。……でも、また会いたかった。
花を匂わす、美しいこの人に。
「……ああ、もう帰らなきゃ。それじゃあ、またね。A。」
「えっちょっと……!」
突然呼び捨てにされたことよりも、行ってしまう彼の方に驚きが勝った。
だってまだ、どこで会うとか言って無いし、それにまだ……
かすかに残った匂いを追って、私は思わず駆け出した。
角を曲がったその瞬間。私は、誰かにぶつかった。
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幻想曲(プロフ) - 射命丸霊夢さん» いやあ〜流石にないんじゃないでしょうかw想像すると面白いですけども……「やばい先生また悪魔化した!!」みたいな……扱い慣れてる生徒も怖いですがw (2015年7月26日 22時) (レス) id: 1deaa07922 (このIDを非表示/違反報告)
射命丸霊夢 - 赤也が体育教師て、なんか危険な感じがします(笑)突然デビル化なんてしたりするんですかねw (2015年7月26日 22時) (レス) id: c2430a94f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:幻想曲 | 作者ホームページ:http://uranai.amanoboru
作成日時:2015年7月21日 0時