検索窓
今日:7 hit、昨日:8 hit、合計:19,942 hit

*25* ページ26

.



.



由華に促されるまま、私は久しぶりに由華の家を訪ねた。



……それまでは、よかったんだけど。



「……なんでいんの……」



自分でも、顔つきが変わったのがわかる。咄嗟に飛び出したのは、そんな言葉だった。



「……お前こそ。部活ではなかったのか。」



「今日は午前までよ、言ったでしょ。」



「いいや、聞いていないが。」



……これは、父親のほうが正しい。ここしばらく、父親とまともに話したことなんてないから。



「……、」



ダメだ。



私、この人と同じ空間にいたくない。



「……ごめん由華。呼んでくれたの、嬉しいんだけど……帰るね。」



「えっ、A!?」



「おい、A!」



今にも追いかけてきそうな父親の声と、止めかけた親友の声を振り切って。



私は玄関先で靴をつっかけて、由華の家を飛び出した。

*26*→←*24*



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.6/10 (10 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
22人がお気に入り
設定タグ:テニプリ , 幸村精市 , 死ネタ   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

幻想曲(プロフ) - 射命丸霊夢さん» いやあ〜流石にないんじゃないでしょうかw想像すると面白いですけども……「やばい先生また悪魔化した!!」みたいな……扱い慣れてる生徒も怖いですがw (2015年7月26日 22時) (レス) id: 1deaa07922 (このIDを非表示/違反報告)
射命丸霊夢 - 赤也が体育教師て、なんか危険な感じがします(笑)突然デビル化なんてしたりするんですかねw (2015年7月26日 22時) (レス) id: c2430a94f4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:幻想曲 | 作者ホームページ:http://uranai.amanoboru  
作成日時:2015年7月21日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。