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由華side
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「A!あっつ……A!しっかりして!」
すっかり熱くなったAの顔を、2、3度叩く。するとすぐに、Aは声を漏らし目を開けた。
「……う……ん……」
「A!」
「……あれ……由華……?私、何して……」
「何して、じゃないよ!あんた倒れてたんだよ!大丈夫?熱中症起こしてない!?」
「……うん……」
とはいえ、Aの目線は焦点が合っていなかった。泳いだ目線で、辺りをちらちらと見渡す。
「A、とにかく中行こ!涼しいから!」
「……」
「A!」
「……あ、うん。」
私は何回かAの名前を呼んで、なんとか校舎内へと連れ戻した。
……でも、なんで屋上に?
氷の袋持ってたし、確実に保健室には寄ってるはず。
なのに、なんですぐ戻らないで屋上になんか……?
「……」
小さい時からずっと一緒だけど、こんなA初めてだ。
……なんにもないといいんだけど……
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幻想曲(プロフ) - 射命丸霊夢さん» いやあ〜流石にないんじゃないでしょうかw想像すると面白いですけども……「やばい先生また悪魔化した!!」みたいな……扱い慣れてる生徒も怖いですがw (2015年7月26日 22時) (レス) id: 1deaa07922 (このIDを非表示/違反報告)
射命丸霊夢 - 赤也が体育教師て、なんか危険な感じがします(笑)突然デビル化なんてしたりするんですかねw (2015年7月26日 22時) (レス) id: c2430a94f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:幻想曲 | 作者ホームページ:http://uranai.amanoboru
作成日時:2015年7月21日 0時