大慌てな周りの話 ページ15
首領side
いつものようにエリスちゃんと遊んでいたら、中也君がAちゃんを抱えて駆け込んできた。
中也君の腕の中のAちゃんはぐったり意識を失っているようで、遊んでいる場合ではないのは流石に分かった。
「中也君!Aちゃんはどうしたのかね⁉」
「俺にも分からないです…!たまたま通りかかったら此奴が倒れてて…それで…!」
「と、取り敢えず様子を見るから奥の部屋のベッドに寝かせておいてくれるかい?」
「了解しました!」
ドタバタしながら中也君が運んでいってくれた。一体なにがあったのだろう…。
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中也side
首領が部屋に入ってから少したった。顔色悪かったが大丈夫だよな…
「中也君、入っておいで」
首領に呼ばれた。目が覚めたのだろうか。
「首領。失礼します。Aは…」
「今は寝ているよ。倒れたのも大変な病気だったわけじゃないみたいだしねぇ。全く驚いたよ…。」
スヤスヤと寝息を立てているAは倒れたのを見たときのような苦しそうな雰囲気ではなくなっていた。ひとまず安心。
「…それで、此奴はなんで倒れたんですかね…。」
「うーん…。よくわからないけど…。太宰君と一緒に生活しているんだったよね?この子。」
「そう…ですね。」
それであっているはずだ。一緒に通勤しているのも帰っているのも見たことがある。
「それで私思ったんだけどねぇ…太宰君の料理が原因じゃないかって…」
「太宰の料理を食べて倒れるだけって凄いんじゃないですか…?」
確か奴の料理を食べた部下が、食べた後の数日間分、記憶がすっぽり抜け落ちている…と言っていた。倒れるだけで済むのは運が良い方だと思う。本当に。
「…まぁ、いずれにせよこの子に料理を教える必要があるようだね…。」
「…俺、教えます。」
「よろしく頼むよ?」
「頑張ります。」
首領命令で料理を教えることになった。
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深呑(プロフ) - 霊夢どうふ・芥川,にろ,高杉推しさん» 有難う御座います!恐ろしい程の蛞蝓更新ですが頑張ります!宜しくお願いします! (2018年9月8日 22時) (レス) id: 1989dee107 (このIDを非表示/違反報告)
霊夢どうふ・芥川,にろ,高杉推し - 残念だな…其れが首領だ…はい。面白いです!更新頑張って下さい! (2018年9月8日 1時) (レス) id: 8add41b466 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:深呑 | 作成日時:2018年7月15日 13時