Triangle 2 (ページ6)

今日:1 hit、昨日:8 hit、合計:25,316 hit

36 ページ6

「私そんなにわかりやすいですか？」

「おん、結構な。
はまちゃんのこと好きって気づいてなかったん、りかちゃんとはまちゃんだけちゃう？笑
周りの方が先に気づいてたで笑」

「え、そんなに？」

「まぁええやんええやん笑
大丈夫やて。
最近どう？はまちゃんに全然会えてへんやろ？」

「それが、今日大学で偶然会えたんです！
濱田さんが私に声かけてくれて。」

「そっか、よかったな。
りかちゃんめっちゃ嬉しそうな顔しとる。
そういうとこやで、バレんの笑」

「え…ほんとですか？やだ、どうしよう…」

「はは笑
まぁええんやて。
はまちゃん元気やった？」

「はい、でもやっぱり就活大変みたいで。
もう少しかかるなーって言ってました。」

「そっかぁ…はまちゃん頑張ってんねんな。」

「ところで中間さんはもう決まってるんですよね？」

「おん、まぁな。
でも結構ギリギリにならんと研修ないみたいやからまだ全然実感ないねんけど。
バイトも今年いっぱいくらいかな。」

「そうなんですか…
みんないなくなっちゃうの寂しいです。」

「そやな、
俺も寂しいわ。でもたまにこうやって
みんなでご飯とか行こうや。
それに、まだ先の話やから大丈夫やで。」

そう言って頭を撫でてくれた中間さん。

「中間さん、私って頭撫でやすいんですかね？」

「え？」

「濱田さんもよく私の頭撫でるんです。」

「フハッ笑
りかちゃんアホやん笑
撫でやすいから撫でてるわけないやろ笑」

「そうですか？なんか位置的に…」

「そんなことないて笑
どうでもいい奴の頭撫でへんやろ。」

「え？」

「少なくとも俺はりかちゃんかわいいなぁって思った時撫でてるなぁ、多分。」

表情も変えずにサラッという中間さん。

「え、私のことかわいいとか思うんですか中間さん？」

「思うよ。」

「え、あ、え？」

「ほんまりかちゃんおもろいな笑
そういうとこもかわいいんやで。

まぁ、俺は妹的かわいいやけど、
はまちゃんはどう思ってるんやろな。
それは俺にはわからんけどさ。

でも、悪いことやないから、素直に喜んどき。」

そう言ってまた頭を撫でて微笑む中間さん。

「私妹なら、中間さんは私のお兄ちゃんてことでいいですか？」

「ええよ笑」

「頼りにしてます、お兄ちゃん。」

「おう笑」

中間さんと話すようになって、
どんどん仲良くなっていくのが嬉しかった。