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お店に着くと、まだ時間が少し早いのかさほど混んでいなくて、
半個室に通される。
2人でメニューを見ながら何を頼もうか考える。
「えー、こんなにメニューあるんだ…めっちゃ迷うー。
どれも美味しそう…」
「どれも美味しいから間違いないで!
これとかめっちゃ美味いで。」
濱田さんのオススメの物と、あと何品か頼んで、来るのを待つ。
「濱田さん今日は飲まないんですか?」
「あ、でもりかちゃん飲めへんやん?」
「全然私のことは気にしないで下さい。
私そんなにお酒まだ興味ないし。」
「ええの?
じゃあちょっとだけ。すんませーん。」
濱田さんはビールを頼んだ。
私も飲み物を頼んだので、ビールが来ると、2人で乾杯をする。
「うんまーー‼やっぱビールやなぁ。」
「ビールってそんなに美味しいんですか?
苦そうで全然惹かれないんですけど。」
「ちょっと苦いのがクセになんねん‼
りかちゃんも飲めるようになったらわかると思うで。
りかちゃん飲めるようになったら一緒に飲もうな。」
「はい、20歳になったら。まだまだ先ですけど。」
「じゃありかちゃんの酒初体験は俺とな!」
「え…」
「初めて飲む時は俺と飲も!
楽しみにしてんで。」
「濱田さん、忘れないでくださいよ?」
「当たり前やん!」
濱田さんてこういう事をサラッと言う。
濱田さんの事好きじゃなかったとしてもこんな事言われたらおちるんじゃないかな。
濱田さんずるいよ。
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作者名:華 | 作成日時:2017年12月8日 23時