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「濱田さん、本当に久しぶりですね。
元気でしたか?
久しぶりすぎてなんか…嘘みたい。」



「ほんまやな笑
元気やったよ、ちょっと忙しかったけどな。
りかちゃんは元気?
バイトもサークルも行ってるん?」



「はい、私も元気です。
どっちもちゃんと行ってますよ。
濱田さん、就活大変なんですよね?
ちなつ先輩に聞きました。」





「そうなんよ…
なかなか上手く行かへんくてさ。
まぁちょっと落ち込んだりもしたけど、
もう大丈夫やで。
あともうちょっとかな。」




「そうだったんですね。
就活てやっぱり大変なんだ…
濱田さん元気かなー?
ってずっと思ってました。」




「ありがとうな。
ごめんなぁ、顔出せんで。」




「いえ、大変なのはわかってたんで。
それに今日会えたし。
よかったです。」




「りかちゃん相変わらず優しいなぁ。
俺もりかちゃんに久しぶりに会えてよかったわー。
歩いてるりかちゃん見かけてテンション上がって声かけてもうた。」



そう言って笑う濱田さん。



「私も声かけてくれてすごく嬉しかったです。
濱田さんやっぱり笑顔が素敵ですね。」



そう言って微笑むと、



「ほんまにー?
りかちゃんやって笑顔かわいいで。
癒された、ありがとう。」



「いえ、そんな…」



「フハッ笑
照れてるん?」



そう言って微笑みながら
私の頭を撫でる濱田さん。



「そんなことされたらもっと照れます…」



「ごめんごめん、りかちゃんかわいいわ。」



そう言ってまた笑った。



「じゃあまたな。
そろそろバイトもサークルも行けると思うから。ありがとう。」




そう言いながら手を振って去っていく濱田さん。



私も手を振り返しながら、
どうにか照れて真っ赤な顔を戻そうと
反対の掌で顔を触った。




あんなに落ち込んだり悩んだりしていたのに、
濱田さんに一瞬会えただけで
どうでもよくなった。


やっぱり濱田さんが好き。

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作者名: | 作成日時:2017年12月8日 23時

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