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「ゆりーゆりーゆりー」



「重どうしたの、酔ってるでしょ?」


「酔ってへん。」


「そうかなー?酔ってると思うけど…」


「酔ってへんてー。」


そう言いながら
ぎゅーと抱きしめてくる重は絶対酔ってる。



「重ー、明日も早いからそろそろ寝るー?」



「んー、そやなー…もうちょっとこのまま。」



「はいはい、わかったよ笑」



はいはいとか呆れた態度をとったけれど、
ほんとは重の腕の中は心地よくて
いつまでもいられる。



しばらくすると、



「よし、じゃあ歯磨いて寝よか。」



重がそういうので、
2人で洗面所に行って歯を磨く。



「歯磨いてるだけなのに楽しい」


私がそう言うと、
歯を磨きながら微笑んで頭を撫でてくれた重。




磨き終わって寝室へ。
ベットに2人で寝転がる。



「うわー、ソッコーで寝れそうやな。」



「ほんとだね。」



そう言ったら重が腕をのばして、


「おいで。」


と言う。


「痺れちゃうからいいよー。」



「大丈夫やて。
ゆりが寝るまで。」


そう言うので素直に重に腕枕をしてもらう。


顔が近い。
じーっと見ていると、



チュ



キスをされた。



「不意打ちやめてよ。」



照れてそう言うと、


「やって、めっちゃ俺の事見るからさー、
キスしたなるやん。」


そんな事を言うからもっと照れる。



「おやすみ。」


照れ隠しで重の胸に思いっきり顔を押し当ててそう言った。



「おやすみ笑」



しばらくすると聞こえる重の寝息。
私は顔を少しあげる。


キレイな顔してるな…


「おやすみ」



もう1度呟いて、
こっそりおでこにキスをした。

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作者名: | 作成日時:2017年10月14日 14時

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