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「いや、ほんと、よかった。」
「高橋くんてさ、
高校の時はめちゃめちゃツンケンしてたのに、
今めっちゃ優しいのなんで?笑」
「俺は昔から優しいけど?」
「いや、めっちゃツンツンしてたよ。」
「なんや2人仲良いんやなー。」
「高橋くんね、大学入ってからたまに偶然会ったら喋ってたんだけど、
聞いてもいないのに、いっつも重…」
「佐藤!それは言わなくていい。」
「え?なんで?」
「何ー?めっちゃきになるんやけど。」
「いいの!お前には関係ない話。」
「なんやそれ、感じ悪いなお前!」
言葉とは裏腹に笑っている重がいて。
2人は本当に仲がいいんだなと思った。
「いや、でもさ…本当お前ら
また一緒になれてよかったな。」
そんなことを言いながら微笑むから
重も私もびっくりして、
「やっぱり高橋くん別人みたい。」
「ほんまや。なんか痒い。」
「俺どんだけ冷たいイメージだよ笑
まあとにかくおめでとう。
もう離れんじゃねーぞ。」
「お前に言われなくても離れへんわ。」
「ならいいけど笑
あ、重飯行くの月曜だっけ?」
「そやで、忘れんなよ。」
「忘れてないわ!
じゃあまた連絡する。
じゃあな、佐藤もまた。」
そう言って去っていった。
「…やっぱり高橋くん、いい人だね。」
「そやな。
あいつにだいぶ助けられてきたからな。」
高橋くんは私たちにとってとっても大切な存在になっていた。
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作者名:華 | 作成日時:2017年10月14日 14時