検索窓
今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:16,929 hit

102 ページ2

重に会いに行くと決めた。
色々考えて、重を惑わすのは嫌だから
突然行くことにした。
だから重に連絡はしていない。

でも…大学も家もわからない。
まずはそこから。


ピンポーン
「はい。」



「あ、佐藤ゆりと申します。
急に訪ねてきて申し訳ありません。」


「え、ゆりちゃん?
ちょっと待ってて。」



そう言って出てきてくれた人、


「ゆりちゃん久しぶり。
ほんまに来てくれたん?びっくりやわ。
とりあえず入って入って。」

重の実家にお邪魔した。



重がいない実家にお邪魔したのは初めてで。
リビングに通されて
椅子に座って待っていると、
お茶を持って来てくれた重のお母さん。


「ゆりちゃんよう来たね。
ほんまびっくり。」


「突然すみません。本当にごめんなさい。」


「なんで謝るのよ。
会いたかったから来てくれたん嬉しいよ。」


「ありがとうございます。」


「なんかあったん?
大毅になんか言われたん?」


「いえ…あの…
重の大阪の家の住所教えてくれませんか?」


「え、大阪の?
全然ええけど、なんで?行くん?」


「あ、はい、会いに行きたくて…
でも重の予定とかもあると思うんで
迷惑かけたくないし…
だからいくら待ってもいいんで行きたくて…」



「ゆりちゃん…大毅のこと好きなん?」



「はい…大好きです。」



「そっか。
ありがとうね、大毅幸せ者やな。」

103→←101



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (12 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
20人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

この作品にコメントを書くにはログインが必要です   ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2017年10月14日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。