花が四輪＊ ページ4
「よお大将。俺っち薬研藤四郎だ。兄弟共々よろしく頼むぜ」
花吹雪と共に現れた短刀の彼。
清光は本丸初めての仲間を見て、すぐに駆け寄った。
やはり刀剣同士は早く馴染めるのだろうか。
「俺、加州清光！此処の初期刀だよ。よろしく薬研」
「加州の旦那か。よろしくな」
「はい握手」と清光は薬研の手を握ると、薬研はポカンとしてから笑い自分からも握り返す。
微笑ましい彼等の元へとゆっくり近づいた。
『初めまして薬研藤四郎。私はこの本丸の審神者だ。
ここはまだ始まったばかりだから、今は私と清光、そして薬研しか居ない。お互いに支え合ってやっていこう』
「っ、あぁ」
パッと顔を背ける薬研。それを見て笑う清光。
....何か付いていたのか。身なりは整えたつもりだが、至らぬ点があったのかも。
後で鏡で確認しておこう。
「ね、主。薬研に本丸案内してきても良い？」
『勿論いいとも。私は部屋に居るから、ゆっくり行っておいで』
「終わったら部屋行くね！行こう薬研」
先程まで仲良くなれるかどうか心配していた清光の姿はない。ここに来た新しい仲間の前を歩く、頼りがいのある背中だけが見えた。
元々人間よりも長生きしている刀の付喪神様だ。大方、色々な経験を済ませてきたこその臨機応変さだろう
二人が一番最初の角を曲がるまで見送り、自分は部屋を目指して歩き出す。
「審神者様」
『こんのすけか。どうした？』
「政府より、緊急の命令でございます」
『......私は此処に就任したばかりだが』
「この命令に拒否権は御座いません」
『..........承知した。伺おう』
「実は＿＿＿＿」
肩に乗り、耳元で話すこんのすけの口から出てくる言葉に毎度足を止めそうになった。
まだ１週間も経ってない本丸、刀剣男士は二人。片方はまだ体を持った戦闘は未経験。
それなのに政府は勝手すぎる。
『もういい』
こんのすけの話を途中で遮り、自室の扉を開ける。
『今の話の内容も理解した、私がやるべきことも分かった。薬研と清光には私から話しておく』
ーーー
四話で波乱が起きそうな予感とかどんだけ話を進めたいんだよって感じですよね。
ごめんなさい。私がやりました。
続く
お気に入り登録で更新チェックしよう!
最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している
←花が三輪＊
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 210人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りす(プロフ) - こんなに更新されるのが楽しみな作品ありません！！！応援しております！ (8月8日 22時) (
レス) @page4 id: 6cf6d64f42 (このIDを非表示/違反報告)
ta0628tm0105(プロフ) - いやーなんかいいですね（笑）このような作品少ないのでめっちゃ好きです！！これからも頑張ってくださいね！あっ、無理はなさらないていどに…！ (2020年3月6日 8時) (レス) id: 0ed1a1911f (このIDを非表示/違反報告)
-naki-(プロフ) - ただのSさん» ありがとうございます。まだこの書き方に慣れていないのですが、そう言っていただけて嬉しい( ´∀`) (2017年7月1日 11時) (レス) id: 51c4e75278 (このIDを非表示/違反報告)
-naki-(プロフ) - ナナさん» ありがとうございます。更新が遅くなってしまうことが多々ありますが、これからもよろしくお願いします！ (2017年7月1日 11時) (レス) id: 51c4e75278 (このIDを非表示/違反報告)
ただのS(プロフ) - こう言う文の書き方すごく好きです、更新頑張って下さいね。 (2017年6月29日 20時) (レス) id: 6d61646ba4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：-naki-
| 作成日時：2017年6月28日 14時
