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カナリアについて行き、数十分、執事室にはまだ着かない。
こんなに遠かったっけ、なんてぼんやり思いながら歩いてると、先頭を歩いてたカナリアが足を止める。
「あそこです」
やっと見えた屋敷はまだ遠く小さく見える。
「でも、俺達を勝手に案内したら怒られるんじゃないの？」
ふとそう問うゴンくんにカナリアはゆっくり答える。
「貴方達を連れて来てることはもうとっくに知られてるはずです。だから覚悟の上です」
「何かあったら、俺が責任を負うよ」
カナリアの覚悟にゴンくんはそう答えを出す。
まぁ、そうくるとは思ってたけど。
けど、その返答に「キルア様のお友達をお連れしただけですから」と言って、また足を進めた。
屋敷についた時は既にあたりは暗くなっていて、何人かの執事に出迎えられる。
案内されるままに中に入ると、紅茶を振る舞ってくれた。
「数々の無礼、お許しください」
懐かしく感じるゴトーさん。
彼が一言そう謝った。
「奥様からから連絡があり、あなた方を正式な客人として迎えるように申し付けられました」
丁寧な口調で説明するゴトーさん、そしてもう1人の執事がゴンくんの怪我の手当てをする。
絶対嘘でしょ、と思いながら出された紅茶を一口飲む。
毒は入ってないみたい。
「ここは、屋敷ではいないのか」
そう口にするクラピカ、それに対して執事用の住まいと聞いたゴンくんたちは屋敷に案内してほしそうにする。
「キルア様がこちらに向かっておりますので」
その言葉を聞いた一同は顔に笑みを浮かべた。
だけど、すんなり行きすぎてるのでは？と思うのは私の考え過ぎなのだろうか…？
だが、私の考えとは裏腹に、ゴトーさんのコインゲームが始まった。
少しずつ難易度が上がっていく。
そして少し本気を出していくゴトーさん。
「自信薄だが多分…」
答えようとするレオリオの言葉は遮られる。
「私はキルア様を生まれたときから知っています。親に似たような感情を抱いています。正直、キルア様を奪おうとするお前らが憎い」
拳に力を込めながら言うゴトーさん… オーラ出てる出てる…
そう思って内心溜息をつく。
緊迫した空気の中、ゴトーさんはもう1度コインが握られてる手はどちらかを聞くと、クラピカは見事に正解を出す。
すると、次のゲームが始まるが、カナリアを人質に取られてしまう。
全員失格になればキルアくんには会えない。
その条件が付いたコインゲーム。
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ねこ娘(プロフ) - あの無感情のイルミをそこまでキャラも崩さずに描けるの尊敬します、、、主人公もイルミも感情がないはずなのにちゃっかり恋しちゃってる？感じがなんとも、、、ついに旅団と関わっちゃうのかぁ！！続きがとても気になります。更新頑張ってください！！ (2020年3月20日 21時) (
レス) id: d91513b7f5 (このIDを非表示/違反報告)
ぱすてらんど(プロフ) - あぁぁぁ胸きゅんする！！！ (2020年2月9日 18時) (レス) id: b348ed70ca (このIDを非表示/違反報告)
花ノ絵(プロフ) - ワイワイタヤコンさん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2020年1月18日 11時) (レス) id: dcfd5de193 (このIDを非表示/違反報告)
花ノ絵(プロフ) - ありとあらゆる病原菌の自然宿主である黒猫さん» そう言ってもらえると嬉しいです！ (2020年1月18日 11時) (レス) id: dcfd5de193 (このIDを非表示/違反報告)
ワイワイタヤコン - 好きすぎて、読み返してる。 (2020年1月16日 1時) (レス) id: c66835a7d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花ノ絵 | 作成日時：2019年11月28日 23時
