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「私は入るのに鍵は使いません」
そう言いながら、ジャケットの内側のポケットから鍵を出す。
「これは、侵入者用の鍵なんですよ、ああいう連中は不思議なもんで、正面からやってくる、そして開けられないと、門を壊してでも正面から入りたがるんだなぁ、それで脇にわざわざ鍵付の扉を設けたんですよ」
ゼブロさんが言い終わると、クラピカは少し考えた後に口を開けた。
「そうか！本当の門には鍵がかかっていない！」
「その通り。」
その返答に3人は、小屋から見える門の方に振り向いた。
それがわかると皆で外に出て、レオリオが門を開けようとする。
だが、押しても押しても開かず…
鍵がかかってるんじゃないか、そう文句を言い始めた。
「単純に力が足らんのですよ」
それに対してゼブロさんがそう答えると私も隣で頷いた。
「アホか！全力でやってるっつうの！そう言うAは開けれるのかよ！」
「そりゃ、入るにはここ通るしかないからね、開けれるよ」
「嘘つけ！男の俺でも無理なんだぞ！」
レオリオが怒鳴り散らかすと、ゼブロさんはジャケットを脱ぎ、シャツも脱ぎ、門の前に立つ。
「まぁ、ご覧なさい。この門の正式名称は試しの門、この門さえ開けられない輩はゾルディック家に入る資格は無し、と言うことです。」
そう言うと、ゼブロさんは一の門を開け、離れると自動的に閉まった。
「ミケはこの門から入った者は攻撃するなと命令されているからね、いやぁ、でもこれが年々しんどくなっていってね、開けられなくなったらクビだから必死ですよ」
額の汗を腕で拭きながら言うゼブロさん。
「因みに、一の門の扉は片方2トンあります。」
「2トン？！あんなの動かせないぞ普通… って今何つった？一の扉はだと？」
百面相するレオリオ。
それが普通の反応だよね… 2トンなんて…
自分の感覚がいかに狂ってるのかを思い知らされる。
「ええ、扉は7まであるでしょ？1つ数が増えるごとに、重さが倍になってるんですよ。
因みにキルアお坊ちゃまが帰られた時は三の扉まで開きましたよ。」
ゼブロさんの説明に驚いてる3人に対して、キルアくん三の扉まで開けれるのか、何て呑気に考えていた。
「A様は10歳の頃には四の扉まで開けられましたね」
「そうだっけ？それ以降来てないから覚えてないのよね」
懐かしいな… 今は何処まで開くんだろう…
そう思いながら門を眺める。
そう言えば、七の扉を開けれるようになったら迎えに来てくれるって、信じてたっけ…
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ねこ娘(プロフ) - あの無感情のイルミをそこまでキャラも崩さずに描けるの尊敬します、、、主人公もイルミも感情がないはずなのにちゃっかり恋しちゃってる？感じがなんとも、、、ついに旅団と関わっちゃうのかぁ！！続きがとても気になります。更新頑張ってください！！ (2020年3月20日 21時) (
レス) id: d91513b7f5 (このIDを非表示/違反報告)
ぱすてらんど(プロフ) - あぁぁぁ胸きゅんする！！！ (2020年2月9日 18時) (レス) id: b348ed70ca (このIDを非表示/違反報告)
花ノ絵(プロフ) - ワイワイタヤコンさん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2020年1月18日 11時) (レス) id: dcfd5de193 (このIDを非表示/違反報告)
花ノ絵(プロフ) - ありとあらゆる病原菌の自然宿主である黒猫さん» そう言ってもらえると嬉しいです！ (2020年1月18日 11時) (レス) id: dcfd5de193 (このIDを非表示/違反報告)
ワイワイタヤコン - 好きすぎて、読み返してる。 (2020年1月16日 1時) (レス) id: c66835a7d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花ノ絵 | 作成日時：2019年11月28日 23時
