〃 ページ12
〜ヒラside〜
「…お前誰？」
フジの首元にナイフを向けながら聞く。
フジの額からは汗が流れる。
こいつはフジじゃない。
「おい、ヒラ！！何してんだよ！！フジを離せよ…！！！」
「…キヨ、コイツはフジじゃないよ。」
「何言ってんの、俺はフジだよ？」
その姿で、そんな目で見ないでよ。
フジの姿で好き勝手しないでよ＿＿＿＿＿。
「じゃあこの質問にも答えられるよね？フジは何フェチ？」
「え…と、手？手…？」
「ぶっぶー。下乳でしたー。」
「マニアックすぎやろ！！！…あ。」
とうとうボロを出した怪盗レトルト。
焦って口をふさぐがもう遅い。
「え、レトさん？」
「いや…えと…。」
「本物のフジの場所、教えてよ。」
＊
＊
「いやー、みんなありがとー！助かったよー！！」
「つーかフジ、いつから入れ替わってたんだよ。」
「予告時間の10分前くらい。屋敷内で道に迷ってたら美人なメイドさんに話しかけらて、記憶がない。」
やっぱり怪盗レトルトはメイドに…。
「え、レトさん女装したの？うわー。」
「ちゃうねん！！これには事情が…。」
「とりあえず、こーすけのとこ戻ろうよ。」
『その必要はないですよ。』
部屋の扉が開き、現れたのはAさん。
こーすけは彼女に銃をつきつけられ、困ったように笑っていた。
「悪りぃ、捕まったわ。」
「こーすけのバカやろう！！お前なんか出荷されちまえ！！！」
「いや、ひどくね？！助けろよ！！」
暴言を吐きだすキヨ。
怪盗レトルトは不敵に笑う。
「はよ俺の事解放せんと、大事なこーすけ君が痛い目みるで？」
「いや、縛られている状態で言われても…。」
「…わぁったよ。怪盗レトルトの拘束外して。」
「キヨ…！でも…。」
「こーすけが優先に決まってんだろ。」
俺達はお互いに人質を解放し合う。
これで振り出しだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 571人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「芸能人」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
レイ - 続きが気になる… (2022年8月10日 12時) (
レス) @page36 id: 88c030d218 (このIDを非表示/違反報告)
トマトまと(プロフ) - めちゃくちゃ面白いですね!シリーズ1話から一気に読んでしまいました!!更新楽しみにしてます。 (2022年4月7日 0時) (レス) @page35 id: 1d9d2ab89b (このIDを非表示/違反報告)
紫花莉(プロフ) - 春雨さん» ありがとうございます！ (2018年4月16日 17時) (レス) id: adbcb7ad7c (このIDを非表示/違反報告)
紫花莉(プロフ) - ネアさん» ありがとうございます！ (2018年4月16日 17時) (レス) id: adbcb7ad7c (このIDを非表示/違反報告)
春雨 - おもしろいです！一気に見ちゃいました！頑張ってください！ (2018年4月7日 22時) (レス) id: 71cbe914fc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紫花莉
| 作成日時：2016年11月28日 18時
