今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:3,209 hit
小｜中｜大
mischief*8 ページ8
はっと、胸をつかれたような気分だった。
まふは私の初ライブだから、頑張ってくれた。
ううん。違う。
私のために、頑張ってくれた。
その事実が、嬉しくてたまらない。
そして、あんな言葉を発してしまってまふに申し訳なくてたまらない。
ポタン、と机の上に涙が落ちた。
私は…まふの気持ちを何も考えられていなかった。
情けない。
悲しい。
悔しい。
私は…私は、まふのために何ができる？
まふのために何が考えられる？
私は……そんなに愛されるような人間じゃないよ、まふ。
でもね…。
君がつらいなら、
君が頑張るなら、
私はそばにいたいんだ。
ねぇ、まふ。
“どんなときも添い遂げる”って、約束したよね。
どこかに、まだ恋人気分だった私がいる。
でも、すでに私は結婚してまふの妻になった。
私は、“妻”としての役割を果たせていなかったのかもしれない。
まふ…。
ごめんね。
いつも、ありがとう。
まふのもとに戻って、私は再び彼の手を握った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 26人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
亜麻都(プロフ) - 久しぶりに読んだけど、2人がお互いを想い合って成長していく様子にとても心が温まる…これからのライブ等の話もどうなっていくのか気になる…!!更新楽しみに待ってるねー!! (2018年1月14日 18時) (
レス) id: 4c7f3da984 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
