絶望 ページ9
.
「A!お願い目を開けて!」
「殿下、落ち着いてください!揺さぶらないでください、出血が!」
急に重くなったA
意識を失ったとわかるが、出血は止まらない。
先程の茨の指示でジュンくんと凪砂くんが警察と救急隊を呼んでくれた。
一人であいつを抑えていた茨に対し、警察は二人がかりでかかっていた。
正直力はないと思って舐めていた。
「救急隊の方も直ぐに来ます。同行は自分が」
「え……」
「茨!おひいさん!」
「A…!なんてひどい、」
「ジュン、閣下。」
わかってる、今の自分がついて行ってもろくに話を飲み込むことができないって。
失うのが怖い。自分のせいだ、どんどん闇に落とされていく感覚がした。
本当にすぐ到着した救急隊にAは連れていかれてしまう。
Aを支えていた僕の衣装は血塗れで、立てないほど自分が震えていることにやっと気がついた。
空気に触れ、Aの温もりが消えていく。
「やだ!行かないで!」
「おひいさん!落ち着け!」
「茨、Aを頼んだよ。こっちは大丈夫だから」
「ありがとうございます、閣下。…殿下を頼みます。」
は、は、と呼吸が浅くなっていく中、凪砂くんが痛いほど僕を抱き締めてくれた。
涙が溢れて止まらない、
声を出したくないのにでてしまう。
ジュンくんが眉間に皺を寄せて僕を見ていた。
なんて情けないんだろう、でも止まらないんだ、
「A……!」
126人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はなちゃ(プロフ) - 立花さん» わあああああんありがとうございます😭😭起承転結が下手くそですが頑張りますありがとうございます頑張れます大好きです😭🙏🙏🙏🧡🧡🧡 (2022年9月30日 22時) (レス) id: 2736857ed6 (このIDを非表示/違反報告)
立花 - とっても読んでいて楽しいです!これから展開がどうなって行くのかとても楽しみです!更新頑張ってください最高です!!!😭💗 (2022年9月30日 20時) (レス) id: b9590ea390 (このIDを非表示/違反報告)
はなちゃ(プロフ) - 一織さん» んああ!コメントありがとうございます😭😭めっちゃめっちゃ嬉しいです血涙でそうです無理好きですありがとうございます頑張ります😭😭❤️❤️❤️ (2022年9月29日 22時) (レス) id: 2736857ed6 (このIDを非表示/違反報告)
一織(プロフ) - すっごいお話の書き方も読みやすいし、話の内容も面白いし最高です!!😭👏✨これからも楽しみに読ませていただきます🫶🏻 (2022年9月29日 22時) (レス) @page4 id: a117ee3fb5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:はなちゃ | 作成日時:2022年9月29日 21時