ただの知り合い3 ページ14
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「お?こはくちゃん随分ご機嫌だなァ?なんかイイことあったんか?」
「それ自分も思ってたっす、最近明るいっすよね〜」
新曲が出て次のライブでも披露するため練習をしている中、ほかのメンバーに指摘されてしまった。
表に出てしまってたなんて、らしくない。
HiMERUは自分知ってますよ風な雰囲気を出しながら優しくこはくを見つめていた。
「友人とスイーツ食べ放題行く約束したんや」
「スイーツ!?自分もお供させてくださいっす!!」
「椎名。スイーツだけじゃお腹いっぱいにならないですよ」
「ニキと行けば元取れるっしょ!」
わいのわいの話してるうちにどんどん話題がズレていく
危なかった、友人とは言ったものの嘘はついていない。
HiMERUを見れば、後で話が。と小声で言われた。
……うぅ〜説教されるんかな、
「とりあえず1回通して終りにすっか〜、そしたら飯だニキ!」
「もう腹ぺこっすよ〜!!」
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「桜河」
「なんやHiMERUはん」
「食べ放題もいいですが、これを」
「これは!ええんか!」
「はい。どうせHiMERUは使わないので。…バレないように気をつけてくださいね。」
「おおにきHiMERUはん!」
その後HiMERUに渡されたのは
2人分の水族館チケットだった。
これじゃまるで本当にデート…!と心を弾ませるこはく
HiMERUは弟を見る眼差しでこはくを見つめていた。
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作者名:はなちゃ | 作成日時:2021年6月26日 21時