海に溶ける【JK】 (ページ5)

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『あ、えっと、よろしく、、、』

状況が把握出来ていないまま、小さく会釈してその場を立ち去ろうとすると

JK「なんで？どこ行くの？」

『へ、？』

手首を掴まれじっと見上げられる。

なにこれ、なにこれ、え、イケメン←

JK「ここ来て」

さっきまで口説いてた女の子をどかせて

隣に座らせられた

JK「まさか告られると思わなかったけど、」

テーブルの下で手を握られて

学校一イケメンと噂の、整った顔が近づいてくる。

無理無理、なんで近づいてくるの、。

JK「ありがとう、嬉しかった。」

カチコチに固まっている私の頬に手を添えて

優しくキスをされた。

やっぱりヤリチンって言われるだけあってさらっとこんなことが出来ちゃうんだ

っていう意味不明の寂しさと

キスなんて、何人とも何十回もやってきたのに

好きな人とのキスってこんなにドキドキするものなの、？

っていう

かろうじて残っていたピュアな感情が

混ざりあって

どうすれば良いのかわからない。

JK「んふ」

ジョングクは

耳を触りながら

うつむきがちに少し笑った。