海に溶ける【JK】

🐰 ページ16

すぐに自分のスマホを取り出す



@＿＿
だとしたら神回確定

@＿＿
グクペンからしたら最高以外の何物でもない

@＿＿
ソースどこ？
→@＿＿
冷蔵庫じゃないんですか？
→@＿＿
草

@＿＿
ヌナってアーミーだったっけ

@＿＿
これジョングクのヌナっていう権力使ってないよね？
→@＿＿
そんなことするヌナじゃないです
→@＿＿
その返信グクかと思ったㅋㅋㅋ

@＿＿
え、私サイン会当たってるんだけど、え、え、どうしよ、え……？神じゃん
→@＿＿
うらやま

@＿＿
ジョングクのヌナもまぁまぁなブラコンだよねㅋㅋㅋ



え？
なんで知ってるの……！？バレると思ってなかったんだけど、？


「インスタも」
「…う…うん」



質問箱
【サイン会の真相】


“お姉さんサイン会来るの？”
JK「それが、聞いてないんです」

“内緒で行こうとしてるのかな……？ㅎㅎ”
JK「ヤー、ヌナ本当なの？」

“サイン会来てくれたら嬉しい？”
JK「嫌。ヌナは僕のだもん。ヒョンたちに会わせたくない。でも僕に何も言わずに来るのはもっと嫌。」

“お姉さん忙しいんじゃない？”
JK「んー確かに最近帰りが遅いんですよ」

“それってサイン会行くためにお仕事片付けてるんじゃ…？”
JK「え!?飲み会だったって言ってたのに！嘘ついたの!?」

“お姉さんお酒弱いって言ってなかった？”
JK「すごく弱いのに昨日全然酔っぱらってなかった……」

・・・

JK「ヌナもうバレてるよ。今日定時あがりね」





っは、バレた…ヤバい、今日帰りたくない。

怒られる、絶対怒られる。

花瓶を割った子供のような気持ちになって高いパン屋で買ったサンドイッチの味も分からない。



「私の代わりにサイン会行って、お願い」
「お断りします。」
「今日家帰れないんだけど、」
「ご愁傷さまです」
「ひど」



こんなことがあるのか、いや、ない。

ひとまず仕事をして忘れよう、そうしよう



















·



















·



















·



















開き直って仕事を再開し、淡々と片付けていったが


「社長、定時ですけど」
「お時間ですね？ㅋㅋ」


その言葉で昼の焦りが一気に戻ってくる。

定時ぴったりにスマホのバイブ音が鳴った。



“定時。迎えに来たから駐車場来て。来なかったらどうなるか分かってるよね？”



半分脅しの弟からのカトク。

あぁ、なんて言い訳しようか……。



“今すぐ、ね”



はい、行きます。

今さら何をやっても、もう遅いのだから。

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