[HQ]守護者

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「高校初の試合どうだった？」

一回戦目は見事、勝利を収めた。

どんな相手にも油断せず、本気を出せる皆の良いところが光っていた。

日向くんがソワソワしていたので声をかけたが予想以上にニコニコだ。

それもそうか。

日向「次もある！って感じが...こう...なんだろ...！」

「あー、初勝利だったっけ？」

日向「ハイ！中学は...人数足りなかったり、色々あったから...。」

「うんうん、ほら、周りの反応見てみなよ。」

____とくにあの小さい10番にはビビった！___

___あーだよなー！____

日向「...へへ......。」

「一躍ヒーローだ。」

日向「そ、そんふぁ、そんなこと〜えへへ。」

(可愛っ。)

あー後輩が可愛い。

でも事実だ。喜ばせるためのお世辞なんかじゃない。

そしてきっと、影山くんの考えも当たるだろう。

日向「とりあえずお前の笑顔こわい。」

影山「......。」ムシッ

日向「いだだだっ！！」

「あーこらこら。大丈夫大丈夫影山くんの笑顔可愛いぞー。」

影山「それは嬉しくないっす。」

「え、えー...ごめん。」

日向「素直に喜べよな！」

普通に否定されてしまった。残念。

俺は可愛いと思うぞ？影山くんらしくて。

まぁ、男に可愛いは嬉しくないかぁ...。

俺だって言われたら複雑かも。言われたことないけど。

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