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ずっと抱き締めていたら、寂しくなっちゃって
気付いたら、泣いてた。
ゆっくり、大丈夫だよって背中を叩いてくれる手は、とっても優しくて。
西「あっ、Aいた。宇野ちゃんも。」
『お、西島さん。どったの?』
西「千晃がお腹空いたからご飯いきたいって。」
『あ、分かったよーん。じゃ、私たちも行くか。
ね、宇野ちゃん。』
宇「う、うん。」
西「あれ?宇野ちゃんどうしたの?」
『何が?』
西「泣いた?」
宇「‥‥‥‥‥。」
西「んな訳ないか!!笑
あの宇野実彩子が泣くわけないもんな!!ごめんごめん。笑」
『当たり前だろ。笑』
ヴーッヴーッヴーッ
『あ、私。
はい、もしもしー?あっ、すかぴ今すぐ行くから3分待ってて。』
西「何だって?」
『3分以内に帰ってこいってさ。宇野ちゃん行くよ。』
宇「うん、行こう。千晃がこれ以上痩せたら困る。笑笑」
西「ふにふにのほうがいいもんね!!」
『にやけんな、気持ち悪い。』
西「宇野ちゃん!暴力反対!殴らないで〜。笑」
宇「叩いただけだから。」
『あと1分56秒。二段抜かしで階段を登りましょう、準備はいいですか?』
優しく受け止めてくれたAにも、
冗談に変えてくれたにっしーにも、
感謝しよう。
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作者名:Bremen | 作成日時:2015年12月11日 5時