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そして今日はいよいよ花火大会。




夜風が涼しくなり始めた18時頃。


私とふーまくんは私の最寄りの駅で待ち合わせをしていた。




待ち合わせ時間の10分前にそこへ着くと、既にふーまくんが改札の横の壁にもたれかかっていた。




風「早かったな」




『ふーまくんこそ』




風「楽しみすぎてさ(笑)」



『私も、楽しみだった..よ?』



風「なんだよ、可愛いな(笑)」




ほら、いくぞ。




そう言って、ふーまくんは私に手を差し伸べた。




そして硬直する私にこう続けた。




風「人混みだから、はぐれたら困るだろ?手が嫌ならどっか掴んどいて。頼むわ」



確かに、はぐれたら困る..




花火が始まる前だからか、ここでも既にすごい人の量。




普段離れたところから少し見る程度しかしてない私からしたら、おののいてしまうには十分だ。




そう思い、黙ってふーまくんの服の裾に手を伸ばした。




そして私たちは花火が始まるまで、出店を見て回ることに。




風「何食う?」




『かき氷食べたい!』




風「俺もあちぃし、かき氷食べたいと思ってたわ(笑)」




『ふーまくんは何味が好き?』




風「断然イチゴだな。Aは?」




『レモン』




風「レモン?食ったことねぇわ、うまい?」




『うん、美味しいよ』




なんて話しながら歩いていると、かき氷の出店についた。



風「おじさん、かき氷2つ。イチゴとレモンね。」




「おっ、カップルかい?可愛い彼女連れてんじゃん。兄ちゃん。ちょっと大目にサービスしとくわ!」



風「あざっす(笑)」




ふーまくんはおじさんから、少し大きなかき氷を2つ受け取った。



『ちょっ、出すって言ったじゃん私!』



風「なに?聞こえない(笑)」



『だから!』



風「いいから。あ、一口ちょーだいね?」



俺が払ったし(笑)




そう言いながら、ふーまくんは自分のかき氷に手をつけた。

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ミナ(プロフ) - 衣月さん» 衣月さんありがとうございます!あなキョリも読んでくださったんですね..!自分で気に入ったシーンでも読者の方にはどう思われてるのかなかなかわからない物なのでそう言っていただき頑張ろうと思えます!これからも頑張っていきますね^^ (2018年8月1日 23時) (レス) id: 0d7cdb44a3 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - 松さん» まどれーぬちゃん!こちらこそいつもありがとうね!また頑張った書き出します!! (2018年8月1日 23時) (レス) id: 0d7cdb44a3 (このIDを非表示/違反報告)
衣月(プロフ) - あなキョリから読んでで好きなお話だなーって思ったらミナさんの作品で…私の好きなタイプの小説なのでこれからも更新待ってます! (2018年8月1日 21時) (レス) id: 393bdf7cd9 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ミナちゃん!まどれーぬだよう!いつも面白い作品ありがとう!! (2018年5月2日 20時) (レス) id: dafbf859af (このIDを非表示/違反報告)
Haru - そうなんですか。これからも更新待ってます! (2018年4月25日 19時) (レス) id: 5b8982f61f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミナ | 作成日時:2018年4月19日 23時

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