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遅刻から免れようと自転車で爆走して、チャイムが鳴るギリギリのところで教室に滑り込んだ。
『セーフ!』
先「こら、花咲〜!
もっと余裕持ってこい!(笑)」
『えー、間に合ったのに〜。』
先生に小言を言われたことに対してブツブツ言いながら自分の席に着く。
すると、隣の席から聞き覚えのある声が飛んで来た。
勝「絶対間に合わないと思ったんだけど(笑)」
『めっちゃ爆走したもん。
商店街のおばちゃんに応援されちゃった(笑)』
勝「すぐ爆走する(笑)
怪我しても知らないからな?」
『わかってるよ〜。
っていうか!
元はと言えば、勝利が声かけてくれなかったから寝坊したんじゃんか〜』
勝「はい?
人のベット占領して寝てたやつが何か文句でも?」
『そっれは..
悪いとは思ってるけど!
起こしてくれたらよかったじゃんそれなら!』
勝「気持ちよさそうに寝てるやつ叩き起こすほど捻くれてないから(笑)
お風呂も入ってたみたいだし、起こす必要ないでしょ別に。
あ、寒くなかった?」
『ん.. 勝利のおかげであったかかった。
ありがと、
そういうとこ好き。』
勝「はいはい、ありがとね(笑)」
今日もいつものごとく勝利は私を軽くあしらうと、黒板の方へと顔を向けた。
そして勝利に相手にされなくなって、つまらなくなった私はさっき下駄箱に入っていた手紙を手に取る。
封を開けていると、勝利がこちらを見つめて来ていた。
『え、何?』
勝「それなに。」
『えっと.. 下駄箱入ってた。』
勝利にそう告げて、手紙を開く。
『.. 今日の昼休み中庭来てだって。』
勝「ふーん。
あ、今日、お弁当忘れた。
購買行くのついて来てほしいと思ってたんだけど。
後ついでに、久しぶりに2人で食べようかと思ったけど。無理だね、それじゃ。」
『私? 聡ちゃんは?』
突然の誘いに、戸惑ってしまう。
勝「聡はいいんだよ。
行かないなら1人で行く。」
『行く!
待って、用事あるってこの人の教室まで行ってくるから!!』
勝利と学校で、お昼を2人で食べるのはいつぶりだろう。
誘われたことが嬉しくて、手に持った手紙の下に書いてある名前を確認してその人に心で謝る。
勝利に誘われたからそっちに行きますごめんね!!!(笑)
そして、無断でほっぽりだすことはさすがにできず、直接断るため手紙の相手のクラスに向かって走った。
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ミナ(プロフ) - 衣月さん» 衣月さんありがとうございます!あなキョリも読んでくださったんですね..!自分で気に入ったシーンでも読者の方にはどう思われてるのかなかなかわからない物なのでそう言っていただき頑張ろうと思えます!これからも頑張っていきますね^^ (2018年8月1日 23時) (レス) id: 0d7cdb44a3 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - 松さん» まどれーぬちゃん!こちらこそいつもありがとうね!また頑張った書き出します!! (2018年8月1日 23時) (レス) id: 0d7cdb44a3 (このIDを非表示/違反報告)
衣月(プロフ) - あなキョリから読んでで好きなお話だなーって思ったらミナさんの作品で…私の好きなタイプの小説なのでこれからも更新待ってます! (2018年8月1日 21時) (レス) id: 393bdf7cd9 (このIDを非表示/違反報告)
松(プロフ) - ミナちゃん!まどれーぬだよう!いつも面白い作品ありがとう!! (2018年5月2日 20時) (レス) id: dafbf859af (このIDを非表示/違反報告)
Haru - そうなんですか。これからも更新待ってます! (2018年4月25日 19時) (レス) id: 5b8982f61f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミナ | 作成日時:2018年4月19日 23時