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『なっ、そう言うのは、本当に好きな人に言うものだよ!?』





風「反応も可愛いかよ(笑)
はい、このコーヒー牛乳もやるから。連絡先教えて?さっきの約束。」




『あんなこと言われた後じゃ渡しづらい..』





風「いいから。」





そう言っておもむろに携帯を出す彼の勢いに負けた私。




そんな私の携帯には"新しい友達"として彼の名前が新たに追加された。







そしてふーまくんからもらったメロンパンとコーヒー牛乳を手に教室に向かう。




コーヒー牛乳飲めないんだけどなぁ..



なんて思いながらも、せっかくくれたし。とストローを刺す。




「やっぱり苦い。」




これも大人の味だったりする?



なんてコーヒー牛乳ごときでちょっと大人になったような気がした。





3分の1飲んだところで教室に着く。





私の机を、勝利と聡ちゃんが囲んで座っている。






聡「おかえり!遅かったね?」





『やっぱり混んでて。』





勝「ちゃんと買えたんだ?」




わたしが手に持つメロンパンを横目に勝利が答える。




『うん、まぁね。』





"もらった"なんて言ったら、めんどくさいしそこは適当に流す。



勝「あれ?コーヒー牛乳?飲めないんじゃないの。」





『たまには良いかな、って思ったんだけどやっぱり飲めない。

勝利あげる。』





勝「はぁ.. 飲めないもの買わないでよ。
俺、お弁当とコーヒー牛乳なんてアンバランスすぎね(笑)」





そう言いながらも、勝利は私の手からコーヒー牛乳をとって口に含んだ。





勝「どこが苦いんだろうね。これの(笑)」






こんなわがままな私にも勝利は甘い。






あ、でも。




きっとあの時ふーまくんに飲めない。って言ったら


" お子ちゃまだな(笑) "




って笑いながら代わりに飲んでくれたりしたのかな。




そういえば、連絡先交換したんだっけ?



なんて勝利の前なのに、別のことを考えていた。





私らしくない。

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ミナ(プロフ) - 衣月さん» 衣月さんありがとうございます!あなキョリも読んでくださったんですね..!自分で気に入ったシーンでも読者の方にはどう思われてるのかなかなかわからない物なのでそう言っていただき頑張ろうと思えます!これからも頑張っていきますね^^ (2018年8月1日 23時) (レス) id: 0d7cdb44a3 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - 松さん» まどれーぬちゃん!こちらこそいつもありがとうね!また頑張った書き出します!! (2018年8月1日 23時) (レス) id: 0d7cdb44a3 (このIDを非表示/違反報告)
衣月(プロフ) - あなキョリから読んでで好きなお話だなーって思ったらミナさんの作品で…私の好きなタイプの小説なのでこれからも更新待ってます! (2018年8月1日 21時) (レス) id: 393bdf7cd9 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ミナちゃん!まどれーぬだよう!いつも面白い作品ありがとう!! (2018年5月2日 20時) (レス) id: dafbf859af (このIDを非表示/違反報告)
Haru - そうなんですか。これからも更新待ってます! (2018年4月25日 19時) (レス) id: 5b8982f61f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミナ | 作成日時:2018年4月19日 23時

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