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勝利が私を助けてくれたあの日から数日が経った今でも、私達の関係はなに1つ変わることなくたわいもない日常が流れていく。
いつも朝練のために早くから学校に行っている勝利と対照的に、私はアラームが何度なったって気づかないくらい寝起きが悪い。
だから、朝礼ギリギリに教室に滑り込むのがいつものパターン。
だけど今日はなんだかいつもより早く、アラームが鳴る前に目が覚めた。
時計を見るとまだ朝の6時。
普段なら二度寝するところだけど、隣の部屋に灯りがついていることに気づいた私はベットから体を起こした。
トントン
私の部屋の窓を開け、隣の部屋..勝利の部屋の窓を軽く叩く。
すると、その音に気づいた人影が窓に近づいてきた。
ガラッ
勝「おはよ。珍しいね、起きてるなんて。」
『うん、なんか目が覚めちゃった..』
勝「まだ寝れるに寝ないの?」
『寝たら、絶対起きない..』
勝「まぁ確かに(笑) 一緒に行く?」
『んー、行って教室で寝る。』
勝「そこは部活見る!とかじゃないんだ(笑)」
『だって、マネージャーの子達睨んでくるし』
勝「そんなことないと思うんだけど。まぁ、いいや、行くなら早く用意して?
自転車で行くよ。」
『10分!10分後に下!』
勝「1分でも過ぎだら先行くからね(笑)』
そう言う勝利を横目に私は急いで支度をした。
−15分後
勝「...何が10分後に下だよ」
『いやー、思ったより手こずった。それでも待っててくれるでしょ?勝利なら。』
勝「甘やかすのやめようかな(笑)」
『なんで!(笑)』
勝「調子にのるから(笑)」
『ごめんって〜(笑)
でもさっ! 早く起きてこうやって勝利の後ろで学校いこるなら早起きするのも悪くないね!』
勝「いや、毎日は無理だからね?
朝練前に疲れちゃ..って痛い!(笑)」
『重くて悪かったわね!』
コツンと、勝利の頭を叩く。
勝「嘘だよ(笑)
前にもそんなこと言ってたけど早起きが3日続いたことなんてないでしょ。」
別に、起きれるなら乗せていってもいいけどさ。
そう呟く勝利に、やっぱり大好きーー!!と抱きつく。
勝「わかったから(笑)
暴れないで(笑)」
なんて、騒いでいると私を乗せた勝利号は学校へと到着した(笑)
勝「本当にいいの?こんな時間じゃ教室誰もいないよ?」
『いないから寝れるんじゃん。じゃーね!』
そう言いながら私は、グラウンドへと向かう勝利とは逆にある教室へと足を進めた。
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ミナ(プロフ) - 衣月さん» 衣月さんありがとうございます!あなキョリも読んでくださったんですね..!自分で気に入ったシーンでも読者の方にはどう思われてるのかなかなかわからない物なのでそう言っていただき頑張ろうと思えます!これからも頑張っていきますね^^ (2018年8月1日 23時) (レス) id: 0d7cdb44a3 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - 松さん» まどれーぬちゃん!こちらこそいつもありがとうね!また頑張った書き出します!! (2018年8月1日 23時) (レス) id: 0d7cdb44a3 (このIDを非表示/違反報告)
衣月(プロフ) - あなキョリから読んでで好きなお話だなーって思ったらミナさんの作品で…私の好きなタイプの小説なのでこれからも更新待ってます! (2018年8月1日 21時) (レス) id: 393bdf7cd9 (このIDを非表示/違反報告)
松(プロフ) - ミナちゃん!まどれーぬだよう!いつも面白い作品ありがとう!! (2018年5月2日 20時) (レス) id: dafbf859af (このIDを非表示/違反報告)
Haru - そうなんですか。これからも更新待ってます! (2018年4月25日 19時) (レス) id: 5b8982f61f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミナ | 作成日時:2018年4月19日 23時