【文豪ストレイドッグス】霊感・霊力チートな虎少女【敦君成り代わり転生】

第５話 ページ6

ギリッと腕を締め上げられ痛みで声が出そうになったが何とか耐えた

国「云っただろう、武装探偵社は荒事専門だと。茶漬け代は腕一本か若しくは凡て話すかだな」

『...ッ』

痛い！怖い！話させる気有るの！？本当に！？

太「まあまあ国木田君。君がやると情報収集が尋問になる。社長にいつも云われてるじゃないか」

太宰さん...！変人と思ってすみませんでした
貴方は救いの女神...って女じゃねぇ

国「...ふん」

太「それで？」

『...僕が出た孤児院はあの虎にぶっ壊されたんです。さっき太宰さんが話したように倉庫も畑も荒らされて...口減らしに僕は追い出されました。まあ、それはそれで別にどうでも良いんですけど...行く宛も無く彷徨っていたら鶴見川の辺りでふと鏡を覗いたら虎がいたんです。空腹過ぎて頭が朦朧としていたので何処をどう逃げたのかまでは...』

太「それ、いつの話？」

『院を出たのが1、2...14日前。川で虎を見たのが、4日前』

国「ふむ、虎の目撃証言と一致しているな」

虎の目撃証言のみ？それって僕が追われて無＿

太「A君。これから暇？」

行き倒れかけてた人に予定もくs、何も無いのですが

『暇...ですけど』

太「君が〈人喰い虎〉に狙われているなら好都合、だよね？」

『え...？』

太「虎探しを手伝ってくれないかな」

『......はい？』

太「それは肯定の“はい”だね！？」

『違うわ！疑問の“はい”だよ！』

何なの！？まともな方は！何処に居るの！？

太「報酬出るよ」

『...詐欺ですか？』

太「違うけど、まぁそれはそれ」

『えー、と...遣る以外に選択肢がなさそうなので遣ります』


太「よし、決まりだね。国木田君は社に戻ってこの紙を社長に」

国「おい、二人で捕まえる気か？まずは情報の裏を...太「良いから」...｣

なんか着々と話が進んでいくなぁ...そしてこれは、個人的興味であって断じて金にがめつい訳では無い

『...そう云えば報酬ってどの位でしょうか』

太「こんくらい」

『...高過ぎね？(ドン引き)』

太・国「...え？」

『...え？』

太「妥当だよ？寧ろ少し少ない位だよ？」

国「〈人喰い虎〉の〈餌〉になれと云われてたのだから当然だろう？」

『...そうなんですか？』

太「どうしよう国木田君。A君の価値観が分からない」

国「ここまで世間知らずで大丈夫なのか？賢治みたいに田舎じゃ無く近郊の孤児院に住んでいたのだろう？」

『なんか...すみません』

...僕、常識を知らないらしい

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