【ハイキュー!!】最近、ストーカーに追われます。【金田一勇太郎】

ストーカー気質 23 ページ25

貴方視線


貴方「んで、結局、私の方が好きになっちゃってさ、自然と目で追っちゃってね〜…」

国見「気が付いたらストーカーを勤しんでいたと」

貴方「そうそう…って、ストーカーじゃないし！」

国見「いや、ストーカーと呼ばず、なんと呼ぶんですか」


長ったらしく、金田一君と私の出会いを語ると、国見君は真顔でそう返してきた。

貴方「顔は良いけど、口が悪いな…金田一君を見習いたまえ」

国見「先輩に言われたくないです」

貴方「顔が良いだけの及川みたいになるぞ、因みに私は顔は良くない」

国見「及川先輩と似てるとか末期ですね、あと先輩の顔の良さとか知らないんで」

貴方「あーぁ、金田一君の様に落とし物をその日に渡してくれる王子様的な金田一君いないかなぁ!!」

国見「結局、金田一ですよね、あと話ちょくちょく変えるの止めてださい」

今日一日のこの短時間で国見君と随分、仲良くなった気がするのは私だけか。

見事に私の話に真顔で突っ込んできた国見君に感心しつつ、私は寒くなった手をポケットに入れて立ち上がる。

貴方「さ、もう暗いし、帰るよ」

国見「先輩…」

貴方「何よ、一緒に帰りたいの？」

国見「鞄、忘れてますけど」

貴方「…ね、国見君、そういうの気を使おうよ、黙って持ってあげるとか」

国見「先輩の執事じゃないんで、あと、ガチで忘れて帰ってましたよね」

貴方「あーあー!!今日の晩御飯何かなー!!」


訂正、仲が良いんじゃなくて。


貴方「…ひねくれてやんの」

国見「誉め言葉として受けとります」

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