唯一の友達【仰げば尊し】 (ページ16)

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渚「A。どうしよう･･･」

貴「どうしたの??渚??」

そう言うとさっき音楽室に裕人達がきて樋熊先生の過去ををばらして言ったという。

貴「そんなことがあったんだ･･･そんな時にごめんね。いなくて･･･」

渚「大丈夫。いつもこうやってすぐに話聞いてくれてありがとね。じゃぁ、帰ろっか笑」

帰り道

渚「A。さっき私が教室入る前泣いた??」

貴「え??」

渚「目笑ちょっと腫れてる笑」

貴「え!?!?そーゆーのは早く言ってよ!!笑」

渚「ごめんごめん笑でも、なんかあった??」

貴「またいつもの感じの夢見たんだよね。」

渚「いつものって裕人達が離れてっちゃう??･･･」

貴「うん笑いつもそうなんだよね。今日なんて、もう時間が来たみたいって言ってどっかいっちゃった笑」

渚「A･･･泣いてる･･･」

そう言ってハンカチを貸してくれる渚。

貴「もう何度も何度もあの日から夢の中で言われてるのに･･･なんでこういうことは慣れないんだろうね笑･･･どうしてだろ･･･」

そう言うと渚が静かに抱きしめてくれた。

渚「慣れないのはきっと神様のせいだよ。いつか戻れるから。だから裕人達のことを忘れないであげてって。」

貴「戻れるのかな･･･戻りたいよっ･･･」

そう言って私は渚に抱きしめられて泣いた。