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早めに下校出来る今日に乗じ、クラスではわいわいとこれからの予定を楽しそうに話し合う声が聞こえてくる
特に予定もなし、話し合って決める予定もなし。暇人の鏡である俺は、取り敢えず一緒に帰ろうという誘いをするべく、出久の元へと足を進めようと鞄に物を詰め込んだ
「あーーー!!!!?」
突然響き渡った出久の声に、条件反射で肩が跳ねる
鞄に入れようとしていた数学の教科書とワーク、ノートがバサバサと音を立てて床に散らばった
それを見て朝のあの担任の姿が思い浮かんだが、今はそれどころではないと頭を振る
ぐるりと首を猛禽類に負けず劣らずの勢いで回せば、丁度爆豪が何かを外に捨てたのが目に入った
出久が慌てているのを見れば、出久関連の、少なからず出久が大事にしていたものを放り投げたのであろう
出久が大事にしていたものを、あいつはゴミ捨て場に可燃ゴミを捨てる様に、当然の様に、外に投げやったのだ
「っ爆ご」
「雄英受けるなナードくん」
未だ煙で帯びた手を出久の肩に乗せ、そう笑顔で言い放った爆豪
出久は汗を流し、身体を震わせながら下を向く
「いやいや…さすがに何か言い返せよ」
「言ってやんなよ。かわいそうに、中三になってもまだ彼は現実が見えてないのです
あ、そんなにヒーロー就きてんなら効率良い方法あるぜ」
爆豪は閃いたと、かの有名なアインシュタインを思い出させる口ぶりで、軽々しくその口を開く
「来世は個性が宿ると信じて…屋上からのワンチャンダイブ!!」
「爆豪!!!」
「何よ?」
出久がばっと振り向くのと、俺が声を荒らげるのはほぼ同時であったが、爆豪は出久の方を見てそう威圧的な声を出してほくそ笑んだ
爆豪たちが教室から出て行き、いつの間にか教室内にいるのは俺と出久の二人になっていた
俺は出久の隣までゆっくり足を進め、未だ下を見たままの出久の肩をそっと叩く
「ちょっと待ってろ」
俺はそれだけ出久に伝え、先程爆豪が投げ捨てた何かを取りに階段を下る
足がもつれて途中落ちそうになったが、ただ無心でその場所に向かって走り続けた
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雷雅 - 更新頑張ってください！ (2018年5月11日 18時) (
レス) id: e8ca574508 (このIDを非表示/違反報告)
リコ(プロフ) - ヤベェ…面白すぎる！これからも更新頑張って下さい！応援しています( *・ω・)ノ (2018年5月5日 18時) (レス) id: 99beb34d9a (このIDを非表示/違反報告)
坂田明朗(プロフ) - 小仏さん» こんな私ではありますが、微力ながらに頑張りますので、これからもよろしくお願い致します!!! (2018年2月21日 15時) (レス) id: 547684c706 (このIDを非表示/違反報告)
坂田明朗(プロフ) - 小仏さん» そんなの全然お気になさらないで下さい!!!むしろ坂田からしたらただただ嬉しい限りでございます!!綺麗に分かりやすい感想で、本当に本当に感謝です!!私の方からはこんな短い言葉で申し訳ないのですが、どうかこれで伝えられたら幸いです… (2018年2月21日 15時) (レス) id: 547684c706 (このIDを非表示/違反報告)
小仏(プロフ) - 作品を読んで興奮したまま、衝動書きのような感じで書いているので文章におかしな点があると思います。また長々とコメント欄を埋め尽くしてしまってすみません。更新全裸待機で待ってます！頑張って下さい！応援しています！ (2018年2月21日 3時) (レス) id: 4df5bf9816 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：坂田明朗 | 作成日時：2018年2月19日 19時
