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「こらデク!!!」
「どわ!!?」
そんな俺の飛びかけた意識を虫取り網でモンシロチョウを捕まえるように捕らえてくれた声は、出久にとっても、爆豪にとっても、良くはない声だったらしい
爆豪の個性である爆破が出久の机にぶつけられたらしく、出久の机からはプスプスと黒い煙が立ち、焼け焦げた魚の臭いが辺りに広まる
「没個性どころか無個性のてめェがあ〜
何で俺と同じ土俵に立てるんだ!!?」
「待っ…違う、待ってかっちゃん
別に…張り合おうとかそんなの全然!本当だよ」
ジリジリと迫る爆豪から後ろ向きで逃げ、いよいよ後ろの壁にぶつかる
俺はそれを見て咄嗟に立ち上がり、肉食動物が草食動物を喰らおうとしているその光景に慌てて飛び込んだ
これを物語で例えるならば、さながら俺は狩人の役であろう
とは言っても、狩人の象徴であるあの立派な銃は手元にない
そして、個性も使えない。いや、使わない
「あァ?んだよA。邪魔だ、どけ」
「さっき先生が校内での個性の使用は原則禁止だと言ったはずだ。その頭にはそんなことも覚えられない様なちっぽけな脳味噌が詰まってるのか?」
「……んだとォ?てめェみてェなモブ野郎に言われる筋合なんざねーんだよ」
「そのモブ野郎に諭されて、さぞ恥ずかしいだろうな。高額納税者ランキングに名を刻む予定の爆豪は」
「んの…さっきから聞いてりゃ調子に乗りやがって!!」
爆豪の振りかぶった腕が視界に入るが、俺は黙って爆豪を見つめ、避ける素振りは見せない
ここで俺に当てればそこそこの騒ぎになり、雄英高校への入学にも火の粉がかかる
プライドと自信だけは外国にそびえ立つ塔よりも高い男だが、ここで今までの努力を無に返すような馬鹿な事をする馬鹿ではないだろう
「…チッ!」
この雰囲気にそぐわぬ鐘の音と爆豪の背中が、遠くに聞こえ、遠くに見えた
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雷雅 - 更新頑張ってください！ (2018年5月11日 18時) (
レス) id: e8ca574508 (このIDを非表示/違反報告)
リコ(プロフ) - ヤベェ…面白すぎる！これからも更新頑張って下さい！応援しています( *・ω・)ノ (2018年5月5日 18時) (レス) id: 99beb34d9a (このIDを非表示/違反報告)
坂田明朗(プロフ) - 小仏さん» こんな私ではありますが、微力ながらに頑張りますので、これからもよろしくお願い致します!!! (2018年2月21日 15時) (レス) id: 547684c706 (このIDを非表示/違反報告)
坂田明朗(プロフ) - 小仏さん» そんなの全然お気になさらないで下さい!!!むしろ坂田からしたらただただ嬉しい限りでございます!!綺麗に分かりやすい感想で、本当に本当に感謝です!!私の方からはこんな短い言葉で申し訳ないのですが、どうかこれで伝えられたら幸いです… (2018年2月21日 15時) (レス) id: 547684c706 (このIDを非表示/違反報告)
小仏(プロフ) - 作品を読んで興奮したまま、衝動書きのような感じで書いているので文章におかしな点があると思います。また長々とコメント欄を埋め尽くしてしまってすみません。更新全裸待機で待ってます！頑張って下さい！応援しています！ (2018年2月21日 3時) (レス) id: 4df5bf9816 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：坂田明朗 | 作成日時：2018年2月19日 19時
